おたる水族館で、無料貸し出しベビーカーが2台続けて行方不明になるという、悲しい出来事が起こりました。豊かな自然と海の生き物たちとのふれあいが楽しめるはずの場所で、一体何が起こったのでしょうか?この記事では、事件の真相と水族館側の対応、そして私たちにできることを考えていきます。
無料ベビーカー2台、謎の失踪劇
北海道小樽市にある「おたる水族館」は、ネズミイルカやアザラシなど、北海道の豊かな自然を体感できる人気のスポット。しかし先日、公式X(旧Twitter)で衝撃的な発表がありました。なんと、無料で貸し出しているベビーカーが2台も、立て続けに行方不明になってしまったというのです。2月4日と3月17日、それぞれ別々の日に貸し出されたベビーカーは、その後戻ってくることはありませんでした。
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この出来事を受け、SNS上では「酷すぎる」「貸し出し中止も仕方ない」といった批判の声が多数上がっています。 水族館側も「このような事が続きますと、今後の貸出について考えなければなりません」と苦しい胸の内を明かしています。7台ほどしかない貴重なベビーカー、購入すると1台7~8万円もする高価なものもあるそうです。
水族館側の対応と真相究明
集英社オンライン編集部ニュース班は、水族館の担当者に直接話を聞きました。担当者によると、現在のところ警察への通報はしておらず、盗難かどうかも断定できない状況とのこと。返却を願う一方で、特定の国籍の観光客を疑うような憶測が広まっていることについては、「特定の国の方の仕業とは考えていない」と強調し、冷静な対応を求めています。
おたる水族館は、ファミリー層を中心に、近年増加している外国人観光客にも人気のスポットです。特に冬季営業期間中は、外国人観光客の来館が多いとのこと。 今回のベビーカー紛失は初めてのケースであり、他のマナー違反も特に目立っていないそうです。
ベビーカー返却への願い
担当者は、「記事やSNSを見て、こっそりでも良いので返却してほしい」と切実に訴えています。ベビーカーの紛失は、水族館の善意を踏みにじる行為であり、今後の無料貸し出し継続にも影響を及ぼす可能性があります。
私たちにできること
この出来事をきっかけに、公共施設やサービスにおけるマナーの重要性を改めて考えさせられます。ベビーカーに限らず、共有資源は大切に使い、責任を持って返却することが大切です。もし、どこかでおたる水族館のベビーカーを見かけたら、ぜひ水族館へ連絡してあげてください。小さな行動が、水族館の運営と、未来の利用者を守ることにつながります。
かわいすぎる…クビがほぼないアザラシ、イルカの赤ちゃん…おたる水族館の海の生き物たち
水族館の「おもてなし」の心を守るため、私たち一人ひとりができることを考えてみませんか?