Nissy(西島隆弘)が、ソロアーティスト史上初となる2度目の6大ドームツアー「Nissy Entertainment “Re:10th Anniversary Final” BEST DOME TOUR」を成功させ、その類まれなエンターテイメント性で観客を魅了しました。2022年の初ドームツアーから約2年、進化を遂げたNissyの世界観に迫ります。
音楽と映像の融合が生み出す、映画のような没入感
従来のライブでは、映像は幕間の繋ぎとして使用されることが多い中、Nissyはエンターテイナーとしての発想力でその常識を覆しました。音楽を主軸に、映画のようなストーリー性を持った映像作品を展開。ライブ会場と映像世界を一体化させることで、観客は物語の中に没入する体験ができます。例えば、劇中で花火が上がれば会場でも花火が打ち上がり、雨が降れば噴水が上がるといった演出。まるで自分が物語の一部になったかのような錯覚に陥ります。
Nissyのライブの様子
観客もまた“演出担当”として参加し、ペンライトの色を変えて星空や炎を表現することで、ドーム全体が一体となって物語を彩ります。MCでNissy自身も「具現化するのは難しい」と語っていましたが、細部まで計算された演出と観客の参加によって、夢のような世界観が実現しました。過去のライブでもその片鱗を見せてきたNissyですが、今回のツアーはまさにこれまでの集大成と言えるでしょう。
ジャンルレスなエンターテイメントの結晶
「最高到達点」と呼ぶにふさわしい今回のツアーは、音楽と映像の融合だけにとどまりません。ボーカル&ダンサーとしての圧倒的なパフォーマンスはもちろんのこと、人気お笑いコンビ、チョコレートプラネットとのコラボレーションによるコメディ映像では、“TTT兄弟”としてコミカルな一面も披露。さらに、Lippy(リッピー)とRujju(ルッジュ)といったオリジナルキャラクターが登場するアニメーションも上映されるなど、多種多様なエンターテイメントが展開されました。
Nissy Entertainment "Re:10th Anniversary Final" BEST DOME TOURのライブ写真
「BEST DOME TOUR」というタイトルにふさわしく、Nissyのライブの定番曲と演出も健在。『DANCE DANCE DANCE』では約5万人の観客が一体となって踊り、『The Days』ではユニバーサル・スタジオ・ジャパンのキャラクターたちとの共演で、会場はテーマパークのようなハッピーな雰囲気に包まれました。
唯一無二の才能が織りなす、圧巻のステージ
約3時間半以上のライブの中で、音楽、映像、コメディ、アニメーションなど、様々なジャンルのエンターテイメントがシームレスに融合し、壮大な物語として紡がれていきます。エンターテイメント評論家の山田太郎氏(仮名)は、「Nissyのライブは、単なるコンサートの枠を超えた、総合芸術と言えるでしょう。彼の類まれな創造力とそれを実現させるスキルは、他の追随を許さない」と絶賛しています。
Nissyの唯一無二の才能が、観客を非日常の世界へと誘う、まさに「Nissy Entertainment」と呼ぶにふさわしい、圧巻のステージでした。