菅義偉(すがよしひで)官房長官は14日午前の記者会見で、令和元年7~9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)速報値について「海外経済の減速などから輸出が低調だったが、個人消費や設備投資、公共投資は堅調に増加し、内需を中心として緩やかな成長が続いている」と述べた。
消費増税の影響が反映される10~12月期のGDP速報値の見通しについては「緩やかな回復が続くことが期待されるが、消費税率引き上げ後の経済状況についてはまだ十分なデータの蓄積はない」と説明。「今後判明する客観的な経済指標を丁寧に分析したい」と語った。