女川原発事故を想定 原子力防災訓練 台風19号対応を優先させ規模縮小

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訓練で放射性物質の付着状況の検査を受ける参加者=13日、宮城県東松島市(石崎慶一撮影)

訓練で放射性物質の付着状況の検査を受ける参加者=13日、宮城県東松島市(石崎慶一撮影)

 宮城県などは13日、東北電力女川原子力発電所2号機(女川町、石巻市)の事故を想定した原子力防災訓練を実施した。台風19号による被害への対応を優先させ、避難訓練などの規模を縮小した。

 12日から始まった訓練には152機関、約5500人が参加。この日の訓練は、宮城県沖で発生した地震により外部電源が喪失し、原子炉の冷却機能も失われたため、炉心が損傷して放射性物質が放出されたという想定で行われた。

 原発から30キロ圏内(UPZ)にある東松島市、美里町、南三陸町では住民の避難訓練を実施。東松島市の鷹来(たかぎ)の森運動公園では、住民らが避難のために乗車してきた車両や住民らに付着した放射性物質の検査などが行われた。また、住民40人がバスで岩沼市に避難した。同市の主婦、佐々木由加里さん(56)は実際に事故が起きた場合、「車が渋滞するのではという不安がある」と話した。

 12日には原発で内部被曝(ひばく)した作業員を石巻市内の病院に搬送する訓練も実施しており、県原子力安全対策課の伊藤健治課長は「東松島市の訓練では、検査や車の誘導に課題があった。より円滑な避難ができるように改善していく」と語った。

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