【花粉飛散情報】東北・関東で花粉量「極めて多い」状態!黄砂対策も忘れずに

春爛漫の季節ですが、花粉症の方にとっては辛い時期でもあります。本日は、3月27日の花粉飛散状況と併せて、効果的な対策方法もご紹介いたします。

花粉症の方はもちろん、そうでない方も、最新の情報をチェックして快適な春を過ごしましょう。

東北・関東地方を中心に花粉飛散量「極めて多い」

3月27日の天気図3月27日の天気図

西から天気は下り坂に向かっていますが、東北から中国地方にかけては雨の降り出しが遅いため、大量の花粉が飛散する予想です。特に、東北・関東地方では「極めて多い」レベルの花粉飛散が続いています。

関東地方では、沿岸部を中心に南風が強まり、夜まで雨が降らない地域が多いため、日中は特に花粉が飛散しやすい状況です。東京都アレルギー情報naviのデータ(3月25日現在)によると、都内ではスギ花粉に加え、ヒノキ花粉の飛散量も「多い」レベルに達している地域もあります。ヒノキ花粉にもアレルギー反応を示す方は、これからがピークとなるため、万全な対策が必要です。

東海、北陸、近畿、中国地方でも「非常に多い」もしくは「多い」レベルの地域がほとんどです。一方、九州地方では朝から雨が降るため花粉飛散量は「少ない」見込みで、四国地方も雨の降り出しが早いため「やや多い」程度でしょう。

うっすらと黄砂も飛散…ダブルパンチに要注意

黄砂飛散予想図黄砂飛散予想図

3月25日から26日にかけて、東北から九州の広い範囲で黄砂が観測されました。27日も大阪で黄砂が観測されており、昼頃にかけては関東や北陸付近に黄砂のエリアが移動する見込みです。前日ほどではないものの、空がかすむ可能性があります。

環境省によると、黄砂の飛来は呼吸器系の疾患の悪化などを引き起こす可能性があるとのことです。花粉対策と同様に、サイズの合ったマスクの着用や洗濯物の部屋干しなどの対策を心がけましょう。

アレルギー専門医の佐藤先生(仮名)は、「花粉と黄砂のダブルパンチは、呼吸器系に大きな負担をかけます。特に喘息やアレルギー性鼻炎の方は、症状が悪化する可能性があるので、早めの対策が重要です」と警鐘を鳴らしています。

花粉・黄砂対策のポイント

花粉・黄砂対策花粉・黄砂対策

効果的な花粉・黄砂対策として、以下の3つのポイントをご紹介します。

1.帰宅前の花粉除去

外出先から帰宅する際は、玄関に入る前に衣服や髪の毛に付着した花粉をよく払い落としましょう。花粉症でない方も、習慣づけることをおすすめします。

2.換気の工夫

換気をする際は、窓を全開にするのではなく、10cm程度開けてレースのカーテンを閉めるようにしましょう。実験結果によると、この方法で室内に入る花粉の量を約4分の1に減らすことができるそうです。

3.洗濯物・布団の部屋干し

洗濯物や布団は、なるべく室内に干しましょう。花粉だけでなく、黄砂対策にも効果的です。空気清浄機を併用すると、より効果的です。

花粉症や黄砂に悩まされることなく、快適な春を過ごせるよう、しっかりと対策を行いましょう。