【京アニ事件】青葉容疑者、容体回復 リハビリに後ろ向きな面も…





転院先の京都市内の病院に到着した青葉真司容疑者。青いタオルケットに包まれ、姿は見えなかった=14日午前10時17分、京都市内の病院(永田直也撮影、一部画像処理しています)

 京都アニメーション放火殺人事件で自らも重いやけどを負った青葉真司容疑者(41)。やけどの範囲が広く程度も重いため、事件直後に京都市内の病院から大阪府内の病院に転院して、高度な治療が行われてきた。

 関係者によると、青葉容疑者は転院後、複数回の皮膚移植手術を重ね、8月上旬にはほぼ命に別条がない状態になった。その後、寝たきりの状態が続いていたが、10月上旬までには座った状態でのリハビリを始めるまでに回復、会話もできるようになったという。

 現在は車いすに座れる程度まで回復し、今後は歩行訓練などが予定されている。ただ、リハビリの成果は本人のやる気に左右される部分もあるが、青葉容疑者自身はリハビリに後ろ向きな面もみられるという。

 青葉容疑者は14日に転院した京都市内の病院でもリハビリを行う予定だが、逮捕状の執行には長期の勾留に耐えられるという医師の判断が前提で、捜査関係者によると、青葉容疑者の身柄を拘束する見通しはまだ立っていないという。



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