ミャンマー大地震:死者1600人超、懸命の救助活動続くも被害拡大の懸念

ミャンマー中部で28日に発生したマグニチュード7.7の地震は、隣国タイにも影響を及ぼし、両国で甚大な被害が出ています。ミャンマーでは死者数が1600人を超え、今もなお増え続けているという悲惨な状況です。この記事では、現地の様子や救助活動の現状、今後の見通しなどについて詳しくお伝えします。

ミャンマー:マンダレーを中心に被害集中、救助活動に課題

ミャンマー第2の都市マンダレーでは、700人近い死者が出ていると報告されています。200世帯が住むアパートが倒壊するなど、建物の崩壊による被害が深刻で、がれきの下から助けを求める声が聞こえているという情報も入ってきています。

マンダレー在住の貿易商グー・バー・ウーさん(55歳)は、自宅の壁が大きく崩れ、「家は倒壊寸前で、夜は外で寝るしかない。今も少しずつ崩れている」と不安な胸の内を明かしました。

altalt

救助活動に参加しているボランティアのチャ・ウェー・ヤー・ウーさんは、「市民らがボランティアで救助にあたっているが、十分な機材や物資がない」と窮状を訴えています。ロイター通信によると、マンダレーでは重機が不足しており、人々は素手でがれきをかき分けて生存者を捜索しているとのことです。

地元メディア「ミャンマー・ナウ」は、マンダレーで地震による火災や高層ビルの倒壊が発生したと報じています。また、「イラワジ」によると、シャン州南部でもホテルが倒壊し、行方不明者が出ているとのこと。マンダレーとバゴーでは寺院が崩壊し、少なくとも34人が亡くなったとされています。

ミャンマーの被害状況の全容把握は難航しています。国軍が支配する地域以外では、少数民族武装勢力が支配する地域も多く、通信状況も悪いことから、被害状況の把握が困難と予想されます。

タイ:バンコクでビル倒壊、懸命の救助活動続く

タイの首都バンコクでもビルが倒壊し、多くの人ががれきの下に閉じ込められています。29日には重機を投入してがれきの撤去作業が本格化しましたが、救助活動は難航しています。消防当局によると、がれきの下敷きになっている約80人のうち15人が生存している可能性があるとのことです。

家族らは悲痛な表情で救助活動を見守っており、一刻も早い救出が望まれています。 食料や水、医薬品などの支援物資も不足しており、国際社会からの支援が急務となっています。

今後の見通し:更なる被害拡大の懸念も

今回の地震は、ミャンマー、タイ両国に甚大な被害をもたらしました。余震の発生も懸念されており、更なる被害拡大の可能性も否定できません。 被災地では、懸命の救助活動が続けられていますが、インフラの損壊や物資不足など、多くの課題を抱えています。

専門家の間では、今回の地震はミャンマー国内の政治情勢にも影響を及ぼす可能性が指摘されています。国軍と少数民族武装勢力との対立が激化している地域では、救助活動や復興支援が難航する可能性も懸念されます。 国際社会からの迅速な支援と、ミャンマー国内の安定化が求められています。

まとめ:国際社会の支援が不可欠

ミャンマー、タイ両国で甚大な被害をもたらした今回の地震。一刻も早い被災地の復興と、被災者の方々の生活再建のためには、国際社会からの継続的な支援が不可欠です。 私たち一人ひとりができることを考え、行動していくことが重要です。