テレビ山口(山口市)の県内向け情報バラエティー番組で、街頭で取材した性的少数者を取り上げた際、「珍 女性のような男性」というテロップを表示していたことが15日、分かった。同局は本人に直接謝罪するとしている。
同局によると、テロップを表示したのは11月9日放送の番組で、タレントが県内各地を歩き、「珍しいもの」を見つける企画。車をメンテナンスする人にタレントが「女性で?」などと声をかけた。その後、本人のいないところで家族に性別を確かめ、タレントの「実は男性なんですか」といった反応とともに、本人の了解を得ないままテロップを表示した。
同局の池田泰総務局長は「番組の内容はプロデューサーがチェックするが、今回はプロデューサー自身が取材を担当していた。今後はチェック態勢を強化したい」としている。