日本の政治を影で操ると囁かれる財務省。その権力の源泉はどこにあるのでしょうか？本記事では、財務省の権力構造を紐解き、国民の抵抗運動の高まりについて解説します。
財務省の権力：利益、脅迫、象徴操作
政治学者・永井陽之助氏は、「政治の世界で人を動かす原理は(1)利益の供与、(2)脅迫、(3)象徴の操作」と述べています。伝説の政治家・田中角栄氏は、この3つの原理を巧みに利用しました。利益誘導による公共事業、反対勢力への脅迫、そして列島改造という国民的熱狂を生み出す象徴操作。現代において、田中角栄氏のようなカリスマ政治家は姿を消しましたが、財務省はこれらの原理を駆使し、権力を掌握していると言えるでしょう。
(1)予算編成と配分による利益誘導、(2)徴税における査察権を背景とした圧力、(3)財政危機を強調し増税の必要性を植え付ける象徴操作。これらの手法により、財務省は「日本のディープステート(DS)」とも呼ばれるほどの影響力を持つに至ったのです。
麻生太郎財務大臣（当時）
国民の静かな抵抗：財務省解体デモと減税政党への支持
しかし、こうした財務省の支配構造に対する抵抗も生まれ始めています。「財務省解体デモ」や、減税を掲げる国民民主党、れいわ新選組といった政党への若年層からの支持の高まりはその象徴と言えるでしょう。一方で、親財務省とされる自民党、立憲民主党の支持層は高齢化が進んでいます。
7月の参議院選挙で若年層の投票率が上昇すれば、日本政治の大きな転換点となる可能性も秘めています。
令和に込められた安倍元首相のメッセージ？
安倍政権下で決定された新元号「令和」は、万葉集から出典されたもの。万葉集は、当時の権力者・藤原氏への抵抗の書という側面も持っています。「令和」の出典となった歌は、藤原氏によって左遷された大伴旅人の歌から採られています。
これは、現代の藤原氏ともいえる財務省と対峙した安倍晋三元首相のメッセージだったのでしょうか？ 私は参議院財政金融委員会でこの点について質問したことがあります。麻生太郎財務大臣（当時）をはじめ、財務省幹部は凍り付いたように沈黙していました。
石破内閣と財務省
石破茂氏が首相であった時代、内閣は財務省のシナリオ通りに動いていたとされています。今後の政権運営において、財務省の影響力はどのように変化していくのか、注目が集まります。
時代の転換点：国民の声を政治に反映させるために
財務省の権力構造と国民の抵抗、そして「令和」に込められたメッセージ。これらの要素は、現代日本の政治における重要なテーマです。私たち国民は、政治に関心を持ち、自らの声を政治に反映させる努力を続けなければなりません。 今後の政治の動向に、より一層の注目が必要です。
