18年間行方不明だった少女…居所不明児童の実態とは?

幼い命が奪われた痛ましい事件。大阪府八尾市で発見されたコンクリート詰め遺体の少女は、18年間も所在不明だったことが明らかになりました。この事件をきっかけに、「居所不明児童」という問題が改めて注目を集めています。今回は、実際に居所不明児童だった男性への取材を通して、その実態に迫ります。

幼い頃に家族と離れ離れに…居所不明児童だった男性の告白

altalt28歳の君塚龍二さんは、幼い頃に両親と離れ離れになり、親戚の家を転々とする生活を送っていました。学校にも通えず、自分の居場所がないと感じていたそうです。「誰にも必要とされていないのではないか」という不安と孤独に苛まれ、苦しい日々を過ごしたと語ります。行政の支援も十分に受けられず、社会から孤立していく中で、自分の存在意義を見失いそうになったこともあったといいます。

行方不明から18年…コンクリート詰め遺体で発見された少女の悲劇

2025年2月、大阪府八尾市の集合住宅で、コンクリート詰めにされた少女の遺体が発見されました。遺体は、18年前に6歳で行方不明になった岩本玲奈さんと判明。叔父である飯森憲幸容疑者が死体遺棄の疑いで逮捕され、その後、殺害容疑でも再逮捕されました。

祖父による住民票削除の申し出…行政の対応は適切だったのか?

玲奈さんの祖父は、2004年に玲奈さんと母親が行方不明になったとして、八尾市に住民票の削除を申し出ていました。しかし、市は警察や児童相談所に通報しておらず、この対応が適切だったのかどうか、疑問の声が上がっています。八尾市市民課の担当者は、「当時の対応は住民基本台帳法に基づくもので、適正だったと考えている」と説明していますが、幼い命が失われたことを重く受け止めているとも述べています。

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居所不明児童…74人の子どもたちの行方は?

文部科学省の学校基本調査によると、2024年度時点で、全国には少なくとも74人の居所不明児童・生徒がいるとされています。彼らは、様々な事情で家族と離れ離れになり、行政の支援も届かないまま、不安定な生活を送っている可能性があります。

専門家の声「早期発見・支援体制の強化が不可欠」

児童福祉の専門家であるA大学B教授は、「居所不明児童の問題は、家庭環境の複雑化や社会の繋がりの希薄化が背景にある」と指摘します。「子どもたちの安全を守るためには、早期発見と継続的な支援体制の強化が不可欠だ」と訴えています。

子どもたちの未来を守るために…私たちにできること

居所不明児童の問題は、決して他人事ではありません。私たち一人ひとりが、子どもたちのSOSに気付き、手を差し伸べることが重要です。地域社会全体で子どもたちを見守り、支える仕組みづくりが求められています。

まとめ:社会全体で子どもたちを守るために

今回の事件は、居所不明児童問題の深刻さを改めて浮き彫りにしました。子どもたちの安全を守るためには、行政、学校、地域社会が連携し、早期発見・支援体制の強化に取り組む必要があります。私たち一人ひとりがこの問題に関心を持ち、子どもたちの未来を守るためにできることを考えていくことが大切です。