夏の参院選を目前に控え、支持率低迷にあえぐ石破首相。起死回生を狙い、衆参ダブル選挙という禁断の果実に手を伸ばすのか?政局は緊迫の度を増しています。Jp24h.comでは、この政権の命運を左右する一大イベントを徹底分析。ダブル選挙の可能性、そしてその先に待ち受ける未来とは?
支持率低迷の石破政権、ダブル選挙で活路を見出せるか?
7月20日投開票予定の参院選。しかし、永田町では衆参ダブル選挙の可能性が囁かれています。4月1日の会見で石破首相は否定したものの、政権内部の焦燥感は隠しきれません。
少数与党である石破政権にとって、内閣不信任案の提出は常に頭の痛い問題です。可決されれば内閣総辞職か解散総選挙の二択を迫られます。商品券問題を抱える石破首相にとって、総辞職は選択肢にありません。となれば、残る道は解散総選挙、そして衆参ダブル選挙しかありません。
過去2回のダブル選挙で自民党は圧勝しています。候補者の後援会同士の協力、党組織の総力戦により、票の上積み効果が見込めるからです。しかし、現状の支持率では、ダブル選挙が吉と出るか凶と出るか、予断を許しません。
alt=石破首相の記者会見の様子。真剣な表情で記者の質問に答えている。
専門家によるダブル選挙シミュレーション:政権崩壊の危機!?
政治ジャーナリストの野上忠興氏は、ダブル選挙は石破政権にとって命取りになりかねないと警鐘を鳴らします。野上氏曰く、「昨年10月の総選挙で自公は過半数割れしましたが、現在の支持率は当時よりもさらに低迷しています。綿密な情勢分析の結果、ダブル選挙に踏み切れば、参院選どころか衆院選でも議席を減らし、石破退陣は避けられないでしょう。」
週刊ポストは野上氏と共に、参院選と衆参ダブル選挙時の衆院議席の増減予測シミュレーションを実施しました。その結果は、石破政権にとって厳しい現実を突きつけるものとなりました。
ダブル選挙の勝算:成功体験とリスク
自民党にとってダブル選挙は、過去2回の成功体験が大きな魅力です。衆参同日選により、支持層の結集、組織力の最大活用が見込めます。しかし、現状の支持率低迷は深刻であり、過去の成功体験が通用する保証はありません。野党の勢いに押され、逆に議席を減らすリスクも孕んでいます。
ダブル選挙後の政局:石破首相の進退は?
ダブル選挙の結果次第で、石破首相の進退は大きく左右されます。もし議席を減らせば、退陣は避けられないでしょう。逆に、現状維持もしくは議席を増やせれば、政権維持の道が開けます。しかし、現状の厳しい情勢を考えると、後者の可能性は低いと言わざるを得ません。
ダブル選挙の行方:日本政治の岐路
石破首相は、支持率低迷、内閣不信任案の脅威、そしてダブル選挙のジレンマという三重苦に直面しています。果たして、どのような決断を下すのでしょうか?今後の政局の行方に注目が集まります。