歌手プレッタ・ジウの告別式に数百万人が集う


市立劇場には早朝から行列

商業を営んでいるイザベラ・プルデンチさんは、列の最前列に並んだ人の中の一人だった。

「彼女を失ったことにとても悲しみを感じています。プレッタは私の象徴なんです。太った女性、黒人、LGBT…。彼女はカーニバルの喜びを体現し、抵抗する女性であり、強い女性でもあります…。彼女のブロコ(路上カーニバルのグループ)を見に行くために早起きしていたように、彼女の人生を祝うために出かけていたように、今日は最後の敬意を表するためにここに来ました」(イザベラ・プルデンチさん)

“彼女にふさわしい形で敬意を表するために”、イザベラさんは他のファンたちと共に、待ち時間のほとんどをプレッタの大ヒット曲「愛の炎の予感」を歌って過ごした。

80歳になる家政婦テレーザ・マルキス・ドス・サントスさんも、そのグループの一員だった。彼女はプレッタに別れを告げることができるように、午前6時15分には到着していた。

「彼女と父親(ジウベルト・ジウ)は、いつも彼らの音楽と共にブラジル中に喜びを届けてくれていました。その音楽を通じて、私たちはプレッタのことが好きになったんです。私は神様に、彼女の家族に力を与えてくださるよう願っています。ご両親に、息子さんに、お孫さんに…そして彼女が安らかに彼女の道を進み、眠りにつけますように」

一般公開の告別式は13時まで市立劇場で行われる。その後、遺体は儀礼車と共に行列で運ばれる。行列は、旧市街区にある、最近設けられたプレッタ・ジウの名前を冠した「ストリート・カーニバル・ルート」を通り、カジュー地区にあるペニテンシア火葬場へと向かう。

(記事提供/Agencia Brasil、構成/麻生雅人)



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