埼玉の高2男子切りつけ 不法残留の中国籍の男を逮捕


 今年7月、埼玉県蕨市の民家で私立高2年の男子生徒(17)が自宅2階の一室で首を切りつけられ負傷した事件で、埼玉県警は15日、強盗殺人未遂と住居侵入の疑いで中国籍の住居不定、無職、柳偉強被告(22)=出入国管理法違反罪などで公判中=を再逮捕した。柳被告は「車を奪うために侵入した。殺すつもりはなかった」と容疑を一部否認している。

 再逮捕容疑は7月16日午前3時半ごろ、乗用車を奪おうと蕨市北町の民家に侵入し、2階で就寝中だった男子生徒の首を刃物で切りつけ、全治2週間のけがを負わせたとしている。

 県警によると、現場近くの防犯カメラ映像で柳被告が浮上し、8月に道路運送車両法違反の疑いで逮捕した。その後、出入国管理法違反の疑いで再逮捕されていた。一連の調べで、今回の事件への関与を認めたことから再逮捕した。

 柳被告は住宅に近い電信柱をよじ登って無施錠だった2階窓から侵入したとみられ、男子生徒ら家族と面識はなかった。凶器は見つかっていない。柳被告は平成29年3月に技能実習生として来日し、在留期間は昨年3月までだったが、蕨市内のアパートなどで不法残留していた。



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