自民党の岸田文雄政調会長は16日のテレビ西日本(福岡)番組で、衆院の早期解散に否定的な見方を示した。「災害対策や社会保障制度改革を議論しているときに、選挙をするのはいかがなものか。少なくとも動きや雰囲気は感じられない」と語った。
「ポスト安倍」に向けた課題とされる発信力の強化については「めりはり、言葉、キーワードを工夫し、多くの国民の心に届くよう努力しなければならない」と述べた。
番組後には「桜を見る会」を巡る安倍晋三首相の対応について記者団の質問に答えた。15日に20分以上にわたって取材に対応したことで首相が説明責任を果たしたかどうか問われ「判断するのは国民だ」と強調した。