本田技研工業は4月7日、同社取締役 代表執行役副社長の青山真二氏の辞任を発表した。
今後の新たな経営体制は現在速やかに検討しているとのことで、近日中にアナウンスされる予定。
青山氏に関しては、業務時間外での懇親の場において不適切な行為があったとの訴えを受けていることが発覚したとして、これを受け、速やかに監査委員会主導による調査と処分案の取りまとめを行ない、取締役会へ報告するとともに、外部専門家へ意見を求めたとのこと。
それらを受け、取締役会で処分を決する予定であったところ、4月7日に青山氏から辞任届が提出され、ホンダは同日に開かれた取締役会で同氏が職を辞するのは妥当であると判断。
また、本事案を重く受けとめ、取締役 代表執行役社長 三部敏宏氏は月額報酬20%を2か月間、自主返上する。
ホンダはリリースで「経営をリードし、人権尊重・コンプライアンス順守を率先垂範すべき立場の者が、これらに反したとの訴えを受けるに至ったことは大変遺憾です。かかる行為によりご不快の念をおかけしたこと、および全てのステークホルダーの皆さまに多大なご迷惑・ご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます」。
「当社は、本事案を厳粛に受けとめており、信頼の回復を最優先の課題として認識しています。また、今後再発防止策の検討および全社におけるコンプライアンス順守体制を一層充実させる所存です」としている。
Car Watch,編集部:北村友里恵