JR福知山脱線事故 車両保存のあり方、遺族に説明

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 乗客106人が死亡し、562人が重軽傷を負った平成17年のJR福知山線脱線事故をめぐり、JR西日本は16日、遺族や負傷者らを対象にした説明会を兵庫県伊丹市で開き、社員研修施設に事故車両7両を保存し、社員の安全教育に活用する案を伝えた。当面は一般公開しない予定だが、出席者からは「風化防止のため一般公開してほしい」との声も上がった。

 説明会は非公開で行われ、約120人が出席。JR西は大阪府吹田市の研修施設「鉄道安全考(こう)動(どう)館」を拡張して車両全てを保存する案を伝えた。将来的には兵庫県尼崎市の事故現場にある追悼施設「祈りの杜(もり)」などへ移転することも遺族や負傷者の意向を踏まえて検討するという。

 事故で重傷を負った女性は「事故を風化させず、次の世代に受け継ぐために希望があれば誰でも見学できるようにしてほしい」と車両の一般公開を希望。さらに現場での保存を求め、「より事故の悲惨さが伝わり今後の事故の抑止力になると思う」と話した。

 来(き)島(じま)達夫社長は説明会後記者会見を開き、「鉄道安全考動館で一体的に安全教育をすることは非常に効果があり、保存場所として一番適していると考えた」と述べた。

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