日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」目黒蓮VS SixTONES冠番組「GOスト」日曜夜の視聴率対決、コア層で明暗くっきり

日曜夜のテレビ戦線において、注目すべき「スノスト対決」が繰り広げられています。妻夫木聡主演、Snow Manの目黒蓮が重要な役どころを演じるTBS系日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』と、SixTONES初の冠レギュラー番組である日本テレビ系『Golden SixTONES』(通称『GOスト』)が同時間帯に放送されており、特に若年層の視聴率を巡る激しい競争がメディアやファンの間で話題となっています。この対決は、世帯視聴率と個人視聴率だけでなく、テレビ業界が重視するコア視聴率(13〜49歳)において顕著な違いを見せ、両番組の人気と戦略の差を浮き彫りにしています。

目黒蓮出演「ザ・ロイヤルファミリー」とSixTONES「GOスト」が激突する背景

『ザ・ロイヤルファミリー』は、早見和真氏の同名小説を原作とし、元税理士・栗須栄治(妻夫木聡)を主人公に、競馬に情熱を注ぐ人々の20年間を描くヒューマンドラマです。JRA(日本中央競馬会)の全面的なバックアップを受け、実際の競馬場での撮影が行われるなど、リアリティを追求した作品となっています。目黒蓮は初回ラストに写真で登場し、以降はナレーションとして声のみの出演ですが、「物語の鍵を握る重要な役」としてその役名や役柄は明かされておらず、視聴者の間で大きな期待と憶測を呼んでいます。彼の起用は、特に若い世代の視聴者層を日曜劇場へ誘う狙いがあると考えられています。

日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」に出演するSnow Man目黒蓮と、SixTONES冠番組「GOスト」で活躍するジェシーの比較画像日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」に出演するSnow Man目黒蓮と、SixTONES冠番組「GOスト」で活躍するジェシーの比較画像

一方、『GOスト』は、今年4月6日に放送を開始したSixTONESにとって初の冠レギュラー番組です。23年間続いた長寿番組『行列のできる相談所』の後番組としてスタートし、SixTONESとゲストが様々なゲーム対決を繰り広げる内容で人気を博しています。すでに日本テレビの日曜夜の顔となりつつあり、『ザ・ロイヤルファミリー』初回放送日には、日本テレビの秋ドラマに出演する俳優陣をゲストに迎え、事実上の「秋ドラマ番宣特番」として放送されるなど、その影響力は拡大しています。両番組ともに強力なファンベースを持つ人気グループのメンバーを擁し、日曜夜のエンターテインメントの中心として視聴者の関心を集めています。

コア視聴率で際立つ「GOスト」の強み:若年層に響くSixTONESの魅力と企画力

民放キー局関係者によると、日曜劇場はもともと高い視聴率を誇る「民放ナンバーワン」とも称される枠ですが、大人気の目黒蓮効果で若年層の視聴者も増加する見込みでした。しかし、同時間帯に放送されている『GOスト』と比較すると、視聴率の傾向には少々驚きの結果が見られます。『ザ・ロイヤルファミリー』は2話連続で世帯視聴率10%台を維持しており、堅調と言えるでしょう。目黒蓮の眼鏡姿のビジュアル解禁や、声のみの出演でも「めめの声だ!」とX(旧Twitter)でトレンド入りするなど、ドラマへの注目度は非常に高いです。

しかし、テレビ業界が重視するコア視聴率に目を向けると、状況は一変します。『ザ・ロイヤルファミリー』初回(10月12日放送)の世帯視聴率は11.7%、個人視聴率は6.8%でしたが、コア視聴率は2.8%でした。これに対し、同日の『GOスト』は世帯視聴率7.0%、個人視聴率4.9%でしたが、コア視聴率では『ザ・ロイヤルファミリー』を大きく上回る4.7%を記録しました(いずれも関東地区/ビデオリサーチ調べ)。第2話(10月19日放送)でも同様の傾向が見られ、『ザ・ロイヤルファミリー』が世帯・個人で『GOスト』を上回ったものの、コア視聴率では『GOスト』が4.6%に対し、『ザ・ロイヤルファミリー』は2.6%と、再び差が広がっています。

『GOスト』が若年層の視聴者に絶大な人気を誇る要因は、SixTONESのカリスマ性だけでなく、「サイズ感覚を競う『サイズの晩餐』」など、番組企画の面白さにもあると分析されています。SixTONESファン以外の視聴者も多く、番組を通じてグループを知ったという声も少なくありません。この結果から、日曜劇場の制作陣は、コア層である若い視聴者にもっとドラマを視聴してもらいたいという強い思いを抱いていると見られています。

日曜夜のエンタメ戦線、今後の「スノスト対決」に高まる期待

日曜夜のテレビ番組におけるSnow ManとSixTONES、二大人気グループのメンバーが関わる番組の視聴率対決は、特にコア視聴率の面で興味深い結果を示しています。『ザ・ロイヤルファミリー』はベテラン俳優陣と人気アイドル目黒蓮の共演、そして重厚なドラマ性が魅力ですが、『GOスト』はSixTONESの個性を活かしたバラエティ企画で若年層を強く惹きつけています。この世代間の視聴率の明暗は、現代のテレビ視聴トレンド、特に若者の視聴行動を象徴しているとも言えるでしょう。今後、目黒蓮が本格的に登場することで『ザ・ロイヤルファミリー』のコア視聴率がどのように変化するのか、そして『GOスト』がその優位性を維持できるのか、日曜夜のエンターテインメント戦線における「スノスト対決」の行方は、引き続き大きな注目を集めることになりそうです。


参考文献:

  • ピンズバNEWS. (2025年10月26日). 日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』目黒蓮VS SixTONES『GOスト』日曜夜の”スノスト対決”、世帯視聴率は日曜劇場優勢も、コア視聴率では『GOスト』圧勝の驚きの結果に「若い層に大人気」の要因は?. https://pinzuba.news/articles/-/12719
  • Yahoo!ニュース. (2025年10月26日). 日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』目黒蓮VS SixTONES『GOスト』日曜夜の”スノスト対決”、世帯視聴率は日曜劇場優勢も、コア視聴率では『GOスト』圧勝の驚きの結果に「若い層に大人気」の要因は?. https://news.yahoo.co.jp/articles/a68bcfcb512afa87b69492f71bfbfa077f132e7b