「究極のえきそば3850円」「トイレが分かりづらい!」 「大阪万博」開幕直前のスリリングな状態


【実際の写真】「トイレが分かりづらい!」 11ものピクトグラムが並んだ“だれでもトイレ”

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視察した府議は「単純に感動」

 そう言うのは、立憲民主党の山田健太大阪府議(39)である。野党の厳しい目で見ながらも、認めるところはあったのだという。

「NTTパビリオンは、空間を伝送するというコンセプトで、体験したことのないくらいの迫力の映像を見せてくれたし、ヘルスケアパビリオンにあるiPS細胞の心筋シートは、実際にピクピク動いていて、単純に感動しました」

 世界を巻き込んだ一大イベントだけのことはあるようだ。

「遅れが目立つ国も」

「57ある外国パビリオンも大体はできていましたが、それゆえにインド館やブラジル館の遅れは、ちょっと目立ちましたね」

 確かにインド館を見れば、開幕10日前だというのに周辺は工事現場そのもの。当初は自前で建築するタイプAを建てる予定だったが、建築費の高騰などを理由に、昨年6月、急きょ、日本側が建設を代行するタイプXに仕様変更した経緯がある。

11ものピクトグラムがずらり

 食事についていえば、「3850円の“えきそば”」も話題だ。これは兵庫県姫路市周辺で、「えきそば」の名で提供される、いわばブランドの品であって、駅の立ち食いソバではない。超豪華食材がのった、器も輪島塗の「万博仕様」であるという。

 まずまずの完成度のようだが、「入場に1時間かかった」「休憩場所が少ない」「スマホ必携なのに充電施設がない」と、まだまだ対応すべき課題は多い。工期の遅れをはじめ、あれこれ想定されるトラブルをどこまで防げるか、そのスリルもまた売りになるのだろうか。関連記事【「たった5万人の来場で大混乱」 開幕まで1週間「大阪万博」でさらなるトラブルの予感が! 視察した府議から嘆きの声】で詳報している。

新潮社



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