大阪万博開幕直前!会場建設は本当に間に合うのか?徹底レポート

大阪・関西万博の開幕が目前に迫ってきました。夢洲(ゆめしま)に建設中の会場は、果たして間に合うのでしょうか?jp24h.com記者が、開幕直前の会場の様子を徹底取材しました。準備の様子からグルメ情報まで、気になる最新情報をお届けします。

テストランの裏側で見た、建設現場のリアル

地下鉄夢洲駅を降りると、パビリオンのスタッフを呼び集める声が響いていました。シグネチャーパビリオンの完成披露とテストラン(内覧会)が行われる中、現場は慌ただしい雰囲気に包まれていました。

スタッフ研修担当者によると、パビリオンの完成が遅れ、準備期間が不足しているとのこと。当初3月中旬に完成予定だったパビリオンは、完成が数日前までずれ込み、研修もままならない状況のようです。「準備期間があと2週間は欲しい」と担当者は漏らしていました。会場の広さも、スタッフにとって負担となっているようで、迷子になるスタッフも出ているそうです。

夢洲駅横の東ゲート夢洲駅横の東ゲート

圧巻の大屋根リング、しかし…

万博のシンボル「大屋根リング」は、木材の美しさと壮大なスケールで、確かに圧巻の迫力です。展望も良く、写真映えするスポットとして人気が出そうです。しかし、リングの足元では、まだイラストを描いている作業員の姿が見られました。

建設遅延が深刻なパビリオン

リングの内側に入ると、工事の音が響き渡っていました。ポルトガルのパビリオンでは、太いロープが大量に吊り下げられた印象的な外観が目に入りますが、作業員が慌ただしく外装と内装の作業を進めていました。

現場スタッフによると、ロープの長さなど、ポルトガル側のイメージと図面との間にずれが生じ、手直しが必要になったため、工期が遅延しているとのこと。外装工事の遅れから、内装工事と展示品の搬入を同時進行で行っている状況だそうです。「計画通りに完成させる」というポルトガル側の熱意は高いものの、完成は時間との勝負になりそうです。

中国のパビリオンも、外観はほぼ完成しているように見えますが、内装工事はこれからという状況。貴重な展示品が多く、慎重な作業が求められるため、時間もかかっているようです。

建設中のパビリオン建設中のパビリオン

話題のグルメ、そのお値段は?

「食い倒れの大阪」らしく、万博会場には65軒もの飲食店やフードコートが出店予定です。しかし、価格設定の高さがSNSで話題になっています。例えば、JR姫路駅の「えきそば」で有名な業者が提供する「究極の神戸牛すき焼きえきそば」と「究極の神戸牛すき焼きめし」は、どちらも3850円(税込)と、一般的な駅そばの価格帯を大きく上回っています。

万博の成功を願って

開幕直前の会場は、まさに時間との戦いといった様相です。関係者たちの努力が実り、無事に開催されることを願うばかりです。jp24h.comでは、引き続き万博の最新情報をお届けしていきます。