今年6月、栃木県小山市西城南の無職、菅原曹枝(すがはら・ともえ)さん=当時(86)=が自宅で首を絞められて殺害された事件で、宇都宮地検栃木支部は26日、強盗殺人容疑で書類送検された、菅原さんのおいの息子で事件後に死亡したさくら市の無職の男=当時(36)=を不起訴処分とした。地検は処分の理由を明らかにしていないが、容疑者死亡のためとみられる。
男は菅原さんから借金を重ねて返済できなくなり、菅原さんを殺害した上で現金約140万円を奪った。6月末、栃木市内の父親の自宅で首を吊った状態で発見された。自殺とみられる。