出れば出るほど赤字…ドリンク+440円で『うな丼セット』毎朝100人以上訪れる“破格モーニング” 実現できる理由


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岐阜県岐阜市の「本格炭焼きうな吉」は、うな丼やうな茶漬けなどを格安で食べることができ、毎朝100人以上が来店するという人気店です。

■ドリンク代プラス440円で食べられる「うな丼セット」

最高級の備長炭と三河一色産うなぎにこだわったお店です。

この店では、モーニングでも「うな丼」を食べることができます。

少し小ぶりですが、パリパリに焼いた三河一色産のウナギを秘伝の甘辛ダレで味付けした蒲焼きが、タレがたっぷりかかったご飯の上に乗っています。

蒲焼きのサイズは、1尾の4分の1ほどです。

ドリンク代にプラス440円で、お吸いもの、漬物、デザートが付いて、朝から本格的な鰻丼セットを楽しむことができます。

■「うな茶漬け」や「うな握り」のセットも…うな吉が激安で提供できる理由

うなぎのおにぎり「うな握り」はもっとお値打ちで、2個で220円。おにぎりの中には、もちろん身がしっかりと入っています。

破格のメニューが揃う“うなぎモーニング”とあって、店内は常に満席です。朝だけで毎日100人以上が来店するといいますが、なぜこの価格が実現できるのでしょうか。

店の人:
元々うちのお店の前身が、30年前からスーパーをやっていまして、繋がりがずっとあるので無理を言いながら安く仕入れさせてもらっている。

「本格炭焼きうな吉」の前身は、スーパーマーケットで、2年前にうなぎ専門店に業態を変えた後も、長年付き合いがある卸売業者から仕入れているため、お値打ち価格で提供できているということです。

店の人:
もうモーニングだけで1日お店やってたら赤字になっちゃいます。

うなぎモーニングは出れば出るほど赤字ですが、それでも店の認知や来店のきっかけにもつながるという宣伝の意味合いでも続けているといいます。

店の人:
お店を知ってもらって別のタイミングで(昼や夜に)来てもらえたらありがたいいなと思います。

モーニングで味を知ったお客さんが、昼や夜に来店し、リピーターになってくれるケースもあるということで、メニューの平均価格は約4000円前後で、モーニングが、宣伝の役割を果たしているということです。

■充実の「うなぎ以外」のラインナップも支えに

ほかにも縞ホッケ定食(1408円)や大海老フライ定食(1408円)などもあります。

店の人:
うなぎに比べれば(利益を)出せるかなと思います。

うな丼やうな茶漬けは赤字ですが、他の定食やデザートもメニューに入れることで、モーニングを運用していました。

2025年2月20日放送

(東海テレビ)

東海テレビ



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