自民党の森山幹事長は26日、石破首相ら党執行部の責任を追及する両院議員総会の開催に向けて党内で署名集めが進んでいることについて、「どういう内容の署名か、それぞれの方への確認も必要だ」と述べ、署名結果が適正かどうか精査する考えを示した。
鹿児島市での党会合に出席後、記者会見で語った。「石破降ろし」の動きをけん制する狙いがあるとみられる。署名は、総会の開催要求に必要な党所属国会議員の3分の1を超えて集まったとされるが、森山氏は「党則にのっとってやらせてもらう」と述べるにとどめ、開催を明言しなかった。
党内では首相の退陣を求める声が高まっており、古屋圭司・元国家公安委員長は25日、自身のフェイスブックで、「重要な政治日程を控えているので、これらを首相として対応の上、自らの判断で退任の決断をされることだ」と書き込んだ。
古屋氏は昨年の党総裁選で、高市早苗・前経済安全保障相の推薦人だった。