近年、ドライブレコーダーの普及により、ヒヤリとする瞬間や衝撃的な事故の様子が記録され、私たちに警鐘を鳴らしています。今回は、福岡県と埼玉県で起きた、ドライバーのすぐ後ろで発生した「右直事故」の瞬間を捉えたドライブレコーダー映像を通して、改めて交通安全について考えてみましょう。
福岡県：左折待ちの目前で…
福岡県広川町の交差点で、左折待ちをしていたドライバーのすぐ後ろで、右折車と直進車が衝突する事故が発生しました。
福岡県広川町の交差点での右直事故
「ガッシャーン！」という衝撃音と共に、右折してきた車が直進車に衝突。衝突された車は跳ね上がり、半回転するほどの衝撃でした。撮影者のドライバーは「何が起きたのか分からなかった。もし自分が少しでも前に出ていたら…」と、恐怖を語っています。この事故で、白い車のドライバーが軽傷を負いました。
埼玉県：渋滞中の出来事
埼玉県さいたま市では、渋滞中に停車していたドライバーの目の前で、右直事故が発生しました。
埼玉県さいたま市での右直事故
赤信号で停車中の車の列で、右折しようとした車が対向車線を直進してきた車と衝突。撮影者も「もう1台後ろだったら、自分も巻き込まれていたかもしれない」と、事故の危険性を改めて実感したようです。
右直事故を防ぐために
これらの事故は、ほんの少しのタイミングのずれで、誰にでも起こりうるものです。交通事故鑑定人である山田一郎氏（仮名）は、「右折車は対向車線の状況をよく確認し、安全が確保されている場合のみ右折を行うべきです。また、直進車も交差点に差し掛かる際は速度を控え、周囲の状況に注意を払うことが重要です」と指摘しています。
ドライバーにできること
- 交差点では必ず左右の安全確認を徹底する
- 死角になりやすい場所では特に注意する
- 焦らず、ゆとりを持った運転を心がける
- 常に危険を予測し、防衛運転を意識する
まとめ：安全運転の意識を高めよう
今回紹介したドライブレコーダー映像は、交通事故の恐ろしさを改めて私たちに教えてくれます。 「自分は大丈夫」という過信を捨て、常に安全運転を心がけることが大切です。一人ひとりの意識改革が、安全な交通社会の実現につながるのです。
ドライブレコーダーの映像は、事故の状況を客観的に記録するだけでなく、ドライバー自身の運転を見直す機会にもなります。 日頃から安全運転を意識し、事故のない社会を目指しましょう。
