旧統一教会、韓国に500億円規模の「天苑宮」オープン 日本の信者献金も建設資金か

旧統一教会(世界平和統一家庭連合)が韓国・加平郡に建設した新宮殿「天苑宮」が4月13日にオープンしました。総工費は約500億円とされ、日本の信者からの献金も建設資金の一部になっているとみられています。

500億円規模の壮大な宮殿「天苑宮」誕生

韓国・ソウル近郊の加平郡にある教団本部に、新たに「天苑宮」が完成しました。その壮大な規模と豪華な造りは、500億円という巨額の建設費用を物語っています。専門家によると、この資金の一部は日本の信者からの献金によって賄われたと推測されています。

韓国・加平郡に完成した旧統一教会の宮殿「天苑宮」韓国・加平郡に完成した旧統一教会の宮殿「天苑宮」

オープン式典と合同結婚式に多くの信者が参加

13日に行われたオープン式典には、日本から約8000人の信者が参加したと報じられています。前日の12日には、同じ教団施設で合同結婚式が執り行われ、90カ国から5000組が参加したとのことです。これらのイベントからも、教団の活動規模の大きさが伺えます。

解散命令に対する教団の反応

日本では、東京地裁が3月に旧統一教会に対して解散命令を出しました。しかし、教団側はこれを「国家的・政治的意図が介入した結果」と批判し、命令に反発しています。今後の動向が注目されます。

天苑宮建設の背景と今後の影響

巨額の費用をかけて建設された「天苑宮」は、旧統一教会にとってどのような意味を持つのでしょうか。専門家の中には、この宮殿が今後の教団活動の拠点となり、更なる信者獲得や資金集めに利用される可能性を指摘する声もあります。

宗教法人法に基づく解散命令の行方

日本における解散命令は、教団の活動にどのような影響を与えるのでしょうか。今後の裁判の行方や、教団の対応次第では、信者への影響も懸念されます。宗教問題に詳しい専門家、山田一郎氏(仮名)は、「解散命令が出ても、教団が活動を続ける可能性は十分に考えられる。信者保護の観点からも、今後の動向を注視していく必要がある」と述べています。

まとめ

旧統一教会の韓国における新宮殿「天苑宮」のオープンは、様々な憶測を呼んでいます。巨額の建設費用や、解散命令に対する教団の反応など、多くの疑問が残されています。今後の動向を注意深く見守っていく必要があるでしょう。