山口組も大谷翔平選手に夢中? 組織の動向と野球への関心の意外な接点

山口組の機関紙「山口組新報」最新号が話題となっています。創立110年を記念した今号は、歴代組長のカラー写真が表紙を飾り、これまでの号とは異なる雰囲気を醸し出しています。その内容には、組織の動向だけでなく、意外なことに野球への関心も垣間見えるのです。

山口組新報に見る組織の現状と未来

「山口組新報」第32号には、司忍組長の近影や幹部の巻頭言が掲載されています。1月25日の誕生日を祝う会で撮影されたとみられる写真には、銀色の着物をまとった司組長が、色鮮やかな胡蝶蘭の前に立つ姿が写っています。83歳とは思えない精力的な様子に、現場の警察やメディアも驚いたとのことです。

大谷翔平選手への熱い視線

巻頭言を執筆したのは、吉村俊平・吉川組組長。その中で、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手への言及があり、昨シーズンの数々の記録を「日本人の誇り」と称えています。抗争状態にある山口組にとって、大谷選手の活躍は明るいニュースの一つとなっているようです。

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抗争終結への願いと「親分の平穏」

吉村組長は、神戸山口組を厳しく批判する一方で、司組長の六代目就任20周年を祝し、一日も早い抗争終結と「親分の平穏」を願う言葉を綴っています。山口組は4月7日に兵庫県警に「宣誓書」を提出し、抗争終結の意思を表明しましたが、相手側の動向や今後の組織の動向に注目が集まっています。

組員の意外な一面? 大谷選手観戦やNetflixを楽しむ日々

警察の特定抗争指定により、指定区域内では5人以上集まることが制限されている山口組。抗争状態ということもあり、気軽に出歩くことも難しい状況です。そのため、自宅で過ごす時間が増え、大谷選手の試合中継を視聴する組員も多いといいます。中には、NetflixやAmazonプライム・ビデオで海外ドラマを楽しむ組員もいるようです。

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中田浩司・山健組組長の無罪判決も明るいニュースに

昨年、山口組にとって明るいニュースとなったのは、中田浩司・山健組組長への無罪判決でした。検察は控訴しており予断を許さない状況ですが、山口組は中田組長を若頭補佐に昇格させています。大谷選手の活躍と並んで、この無罪判決も組織にとって明るい材料となっているようです。

山口組の未来は? 抗争終結と新たな体制への期待

山口組は抗争終結を宣言しましたが、その道のりは険しいものとなるでしょう。神戸山口組の動向や、今後の組織運営、そして「七代目」体制への移行など、多くの課題を抱えています。一日も早く「平穏」が訪れることを願うばかりです。