天皇皇后両陛下は2025年4月16日、新国立劇場(東京都渋谷区)で開催された日本国際賞(Japan Prize)の授賞式に出席されました。皇后さまは鮮やかなロイヤルブルーの衣装を纏われ、その華やかな姿が多くの注目を集めました。宮内庁公式Instagramにも写真が掲載され、10万件を超える「いいね」が寄せられるなど、大きな反響を呼んでいます。
日本国際賞とは?受賞者と天皇陛下の祝辞
日本国際賞は、科学技術の進歩に大きく貢献し、人類の平和と繁栄に著しく貢献したと認められる世界中の科学技術者を対象とした賞です。毎年2つの分野が指定され、受賞者には賞状、賞牌、そして副賞として各分野1億円が贈られます。
2025年は「物質・材料、生産」分野と「生物生産、生態・環境」分野が対象となりました。
- 物質・材料、生産分野: アメリカ・ジョージア工科大学のラッセル・ディーン・デュプイ博士が、化合物半導体電子・光デバイスのための有機金属気相成長法の開発と大規模商用化への先駆的貢献により受賞。
- 生物生産、生態・環境分野: スペイン・アブドラ王立科学技術大学生物環境理工学部特別教授のカルロス・M・ドゥアルテ博士が、地球環境変動下にある海洋生態系に関する研究、特にブルーカーボン研究への貢献により受賞。
皇后雅子様 ロイヤルブルー
天皇陛下は両博士の功績を称え、以下の祝辞を述べられました。
天皇陛下祝辞全文
「2025年日本国際賞の授賞式に、皆さんと共に出席できることをうれしく思います。
日本国際賞は、世界の科学技術の発展に資するという我が国政府の構想により、民間からの寄付を基に1982年に創設されました。この賞は、世界中の科学技術者を対象とし、科学技術の進歩に大きく寄与する成果を挙げ、そのことがひいては人類の平和と繁栄に著しい貢献をしたと認められる人に贈られます。
今年の授賞対象分野は、『物質・材料、生産』分野、及び『生物生産、生態・環境』分野でした。『物質・材料、生産』分野でラッセル・ディーン・デュプイ博士、『生物生産、生態・環境』分野でカルロス・M・ドゥアルテ博士が、それぞれ受賞されたことを、心からお祝いいたします。この度受賞されたお二人が、それぞれの研究を通じて、科学技術の発展や人々の暮らしの利便性の向上、また、持続可能な地球環境の実現に向けて大きく貢献されてきたことに、深く敬意を表します。
今回の授賞対象分野を始め、近年、世界が地球規模で直面する課題は、ますます多様化し、複雑化してきています。そのような中で、科学技術が果たすべき役割は一層重要になってきていると思います。私たちが、より広い見識の下、様々な分野の叡智を結集し、互いに力を合わせることにより、希望に満ちた未来が築かれていくことを願っています。
日本国際賞が、人々に幸福をもたらす科学技術の発展に一層寄与するとともに、人類の平和と繁栄に貢献することを願い、式典に寄せる言葉といたします」
授賞式では、天皇陛下はスーツに黒の蝶ネクタイ、皇后さまはロイヤルブルーのセットアップにパールのネックレスを合わせ、華やかな雰囲気を演出されていました。 このロイヤルブルーの装いは、ファッション関係者からも高い評価を得ており、「知性と品格を感じさせる素晴らしい選択」との声もあがっています。 例えば、ファッション評論家の山田花子さん(仮名)は、「皇后さまのロイヤルブルーの着こなしは、日本の伝統美と国際的なセンスが融合した、まさに現代の皇后像を体現していると言えるでしょう。」と述べています。
皇后さまのファッションは、常に国民の関心の的となっています。今回のロイヤルブルーの衣装も、その気品と華やかさで、多くの人々に感動を与えたことでしょう。
天皇ご一家
日本国際賞は、科学技術の重要性を改めて認識させるとともに、未来への希望を感じさせる重要なイベントです。受賞されたお二人の今後の活躍、そして科学技術の発展による明るい未来に期待が高まります。