渋谷センター街で横行する外国人の「コンビニ飲み」に地元の悲鳴 “酒没収パトロール”でトラブルも


【写真を見る】まるでクラブのよう… コンビニ前で“酒盛り”する外国人たち

 ***

コンビニ前が「クラブ状態」 路上にはゴミや空き缶が散乱

 いま、外国人観光客の急増で、渋谷センター街の治安が急激に悪化している――。

 そのような情報を耳にした記者は、状況を確かめるべく、終電の終わった金曜日の午前1時頃、渋谷センター街に足を運んだ。

 さすがは日本有数の歓楽街、この時間になっても多くの人出で賑わっているが、以前と比べて目立つのは、やはり外国人旅行者の姿だ。

 スクランブル交差点を前に記念撮影をしたり、深夜営業のラーメン屋に足を運んだり、思い思いに「渋谷の夜」を楽しんでいる。その中には、「リラックスしすぎ」なグループもちらほら。路上で“車座”になり、酒を酌み交わす10人近い白人女性のグループの姿もある。こうした“酒盛り外国人”の数は、センター街を進むにつれ、徐々に増えていく。

 中でも、ひと際人口の密集するポイントを見つけた。宇田川交番の裏側にあるファミリーマートの周辺である。

 この時間にも関わらず、ざっと100人近い若者たちが、酎ハイを片手に歓声を上げている。なぜか、その大半が渋谷凪咲のCM出演する缶酎ハイ「-196」を手にしていることもあってか、現場には妙な一体感が。そのうち7〜8割は外国人に見え、そうした様子をライブ配信する外国人YouTuberらしき姿もある。

 実はここはSNSでも有名なスポットで、Xでは過去に、ファミリーマートの屋根に登って騒ぐ映像や、群衆がごみの収集車の行き来を“通せん坊”する様子なども拡散されている。

 この日はそうしたトラブルこそ見られなかったものの、コンビニの入るビルの敷地内や、目の前の道路には尋常ではない数の空き缶が散乱しており、まるで東南アジアのストリートに迷い込んだような錯覚をしてしまう。

「交番裏のコンビニが、いつのまにか外国人観光客の“メッカ”のようになってしまいました。毎日のようにSNSで人の集まる様子が拡散されることもあり、“あそこに行けば楽しめる”といった感じで、観光客たちが集まってきてしまうんですね」

 そう話すのは、渋谷センター商店街振興組合の鈴木達治理事長だ。



Source link