ウクライナ侵攻におけるロシア軍の戦術に、大きな変化が起きている可能性が浮上しています。これまで小規模部隊による浸透戦術を続けてきたロシア軍ですが、ここにきて数百人規模の大規模部隊による攻撃に転換したという情報が入ってきました。jp24h.comでは、この新たな動きを詳細に分析し、今後の戦況への影響を探ります。
ウクライナ軍、大規模攻撃を報告:動画と証言から見えるもの
ウクライナ軍南部作戦地域司令部は、ザポロジエ地方の南部前線におけるロシア軍の大規模攻撃の様子を収めた動画を公開しました。動画には、320人の兵士と40台の装甲車が映し出されており、16日夕方に約2時間半にわたって攻撃が行われたとされています。ウクライナ軍は攻撃を撃退したと主張していますが、jp24h.comでは独自に事実関係の確認を進めています。
ウクライナ・ドニプロで撮影された写真
ウクライナ軍のボロシン報道官は、これまでのロシア軍の戦術について、少人数の兵士が偵察や電子戦を行い、その後歩兵集団が前進を試みるという小規模なものが主流だったと説明しています。ザポロジエ前線では、このような攻撃が1日に10回程度行われていたといいます。しかし、13日以降は大規模部隊による攻撃が目撃されており、戦術の転換を示唆するものとして注目されています。
東部戦線でも大規模攻撃:各地で激化する戦闘
ウクライナ国家警備隊のピブネンコ司令官も、東部ドンバス地方の主要都市ポクロフスク近郊で、装甲車と数百人の歩兵からなるロシア軍の大規模部隊を撃退したと報告しています。これらの報告から、ロシア軍がウクライナ侵攻における戦術を大きく転換し、各地で攻勢を強めている可能性が考えられます。
専門家の見解:戦況の長期化と消耗戦の可能性
軍事アナリストの田中一郎氏(仮名)は、このロシア軍の戦術転換について、「これまでの小規模攻撃では大きな戦果を挙げることが難しく、戦況の膠着状態を打開するために大規模攻撃に踏み切ったのではないか」と分析しています。「しかし、大規模攻撃は兵力の消耗も激しく、戦況の長期化につながる可能性もある」とも指摘しており、今後の戦況の行方は予断を許しません。
今後の展開:ウクライナ情勢の行方
ロシア軍の大規模攻撃の真意、そしてウクライナ軍の対応に世界中の注目が集まっています。jp24h.comでは、引き続きウクライナ情勢を注視し、最新情報をお届けしていきます。