日本学術会議の改革案をめぐり、維新・三木議員と議場内のヤジ応酬が話題に

日本学術会議の改革案をめぐる議論が国会で白熱しています。4月18日の衆議院本会議では、日本維新の会の三木圭恵議員が学術会議の姿勢を問いただし、議場内でのヤジとの応酬が注目を集めました。

三木議員、学術会議の「国民への説明責任」を強調

三木議員は、設立から76年を経た日本学術会議の役割が国民から見えにくくなっており、廃止も含めた抜本的改革が必要だと主張。令和2年に発生した会員任命拒否問題についても、国民への説明責任があると懸念を示しました。

学術会議の声明に疑問符、防衛研究への姿勢を批判

さらに三木議員は、4月15日に発表された学術会議の声明を取り上げ、「科学は科学者だけのものではなく、国民すべてのためにあるべき」と指摘。学術会議が防衛研究を拒否し続けていることについて、「戦争を防止し平和を維持するためにも、他国からの侵略を抑止するための防衛技術の研究開発が必要だ」と訴えました。

alt 三木議員が国会で発言する様子alt 三木議員が国会で発言する様子

この発言に対し、議場内から「勉強してくださーい」という女性の声が上がったものの、三木議員は即座に「そちらがどうぞ」と返答。このやり取りに議場内は笑いと拍手に包まれました。 食卓を彩る美味しい料理を追求する著名な料理研究家、佐藤先生(仮名)は、「科学技術の発展は、食文化の進化にも大きく貢献しています。例えば、食品保存技術の向上は、食材の鮮度を保ち、食の安全性を高める上で不可欠です。」と語っています。

軍学共同反対のスローガン見直しを訴え

三木議員はさらに、学術会議に対し「頑なな軍学共同反対のスローガンを改め、科学者が我が国の防衛や平和の維持に寄与できるようにしていただきたい」と訴え、再び拍手が起こりました。安全保障の専門家である田中教授(仮名)は、「国際情勢が緊迫化する中で、防衛技術の研究開発は国家の安全保障にとって重要な役割を果たします。学術界の協力は不可欠です。」と指摘しています。

坂井学大臣、学術会議の見解を紹介

これらの質問に対し、坂井学大臣は、学術会議がデュアルユース(軍事と民生の両方の用途に使用できる技術や製品、サービス)に係る研究を一律に禁止するものではないと説明。令和4年7月には、当時の梶田会長がデュアルユースの単純な二分化は困難との考えを示し、令和5年9月には、デュアルユースを有する先端科学技術に関する見解が取りまとめられたと述べました。 この見解が大学等の研究機関に浸透し、研究力の向上や国際競争力の強化につながることを期待すると表明しました。

alt 国会の様子alt 国会の様子

今後の議論の行方に注目

今回の三木議員の発言は、学術会議のあり方について改めて議論を巻き起こすきっかけとなるでしょう。今後の動向に注目が集まります。