兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題で、県議会事務局は、昨年12月25日に開かれた百条委員会での増山誠県議の質問に、3か所で事実誤認があったとして、注釈を入れた会議録を16日付で公開した。
県議会事務局によると、増山氏は百条委に証人として出頭した斎藤氏に対する質問で、同じく百条委の委員だった竹内英明前県議(1月に死亡)を名指しし、「(竹内氏は)姫路ゆかたまつりではパワハラの事実があったとして質問したが、地元の方が声を上げてデマだったことが判明した」と発言した。
同事務局は、竹内氏の百条委での発言にこうした質問は確認できず、増山氏に事実誤認だと確認したとの注釈を、会議録に記載した。
このほか、竹内氏が昨年9月6日の百条委で片山安孝前副知事に対してゴルフクラブの受領疑惑を追及したことを巡る増山氏の発言も、2か所で事実誤認があったとの注釈を入れた。