山口県北部で2025年2月下旬から続く無感地震の群発。SNSでも話題となっているこの現象、一体何が起きているのでしょうか? jp24h.comでは、その謎に迫ります。
無感地震とは何か?その原因は?
無感地震とは、人間には感じられないほど微弱な揺れのこと。地震計には記録されますが、震度は0で、日常生活では全く気づかないレベルです。1日に数百回以上観測されることもあり、珍しい現象ではありません。
しかし、今回の山口県北部における群発地震は、その継続期間と発生場所に注目が集まっています。一体何が原因なのでしょうか?
文部科学省・地震火山研究科の担当者によると、考えられる原因は主に2つ。火山活動によるもの、そして地下における流体の動きによるものだといいます。現在のところ、震源が深く規模も小さいため、異常な地殻変動は確認されておらず、原因の特定には至っていません。
山口県北部の地震分布図
阿武火山群との関連性は?
今回の群発地震の震源地は、山口県唯一の活火山である「阿武火山群」の範囲内にあります。阿武火山群は萩市、阿武町などに分布する40以上の小規模火山からなる火山群で、最後の噴火は約8800年前。気象庁の定義では活火山に分類されますが、定期的な観測は行われておらず、現在の活動は比較的静穏とされています。
火山や地質構造に詳しい山口大学講師の辻智大氏(仮名)は、「特定の地域で1か月以上、無感地震の発生が集中していることは気になる点」と指摘。過去の類似事例の有無や、今後の詳細な検証の必要性を強調しています。専門家の間でも、今回の群発地震と阿武火山群の活動との関連性について、慎重な見方が広がっています。
今後の見通しと備え
現時点では、今回の無感地震が大きな地震の前兆現象であるという確証はありません。しかし、専門家の意見にもあるように、今後の推移を注意深く見守る必要があります。
日頃から、地震への備えを怠らないようにしましょう。家具の固定、非常食の備蓄、避難経路の確認など、できることから始めて、いざという時に備えておくことが大切です。
地震情報はどこで確認できる?
最新の地震情報は、気象庁のウェブサイトやNHKのニュースなどで確認できます。また、各自治体の防災情報にも注意を払い、正確な情報に基づいて行動しましょう。
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