山口崇(やまぐち たかし)さんが、2025年4月18日、肺がんのため88歳で永眠されました。所属事務所オフィス天童が公式サイトで発表しました。時代劇からクイズ番組まで、幅広いジャンルで活躍された名優の訃報に、多くのファンが悲しみに暮れています。
俳優として輝かしい経歴
早稲田大学教育学部英文科中退後、俳優の道に進まれた山口さん。1966年のNHK大河ドラマ「源義経」の能登守教経役で注目を集め、その後も「天下御免」の平賀源内役や、「大岡越前」の徳川吉宗役など、数々の時代劇で活躍されました。NHK大河ドラマには計6作品に出演するなど、時代劇スターとしての地位を確立しました。
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クイズ番組司会者としても人気
俳優業だけでなく、クイズ番組の司会者としても高い人気を誇りました。人気クイズ番組「クイズタイムショック」では、田宮二郎さんの後任として2代目司会者に就任。1978年から1986年の最終回まで、長きにわたり番組を支えました。知的で落ち着いた司会ぶりは、多くの視聴者に愛されました。
多才な才能を発揮
芸能界での活躍は多岐にわたり、長唄の世界でも才能を発揮。人間国宝の七代目杵屋巳太郎に師事し、「杵屋巳楓」として活動していました。俳優、司会者、そして長唄と、多彩な才能で多くのファンを魅了しました。
晩年の活躍と最後の出演作品
晩年も精力的に活動を続け、2019年には三谷幸喜監督からの強い要請を受けて映画「記憶にございません!」に出演。これが最後の出演作品となりました。
肺がんとの闘い
所属事務所によると、山口さんは昨年10月に声の異常に気づき、診察を受けたところ肺がんが発覚。手術や入院治療は行わず、自宅で療養していましたが、最近になり体調が急変。高齢者施設に入所し、長男に見守られながら息を引き取りました。
関係者やファンの声
訃報を受け、芸能界からは多くの追悼コメントが寄せられています。時代劇で共演した俳優Aさんは、「温厚な人柄で、誰からも慕われていた。現場ではいつも笑顔で、私たち後輩にも優しく接してくれた」と語り、その死を悼みました。(※架空のコメントです)
また、長年のファンBさんは、「『クイズタイムショック』での落ち着いた司会ぶりは今でも鮮明に覚えています。時代劇での凛々しい姿も忘れられません。心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントを寄せました。(※架空のコメントです)
山口崇さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。