地震予知の難しさについて、内閣府が改めて注意喚起を行っています。2025年4月24日、内閣府防災担当のX(旧Twitter)アカウントにて、科学的根拠に基づかない地震予知情報に惑わされないよう、そして日頃からの備えの重要性を改めて呼びかけました。
ネット上の地震予言に惑わされないで!
昨今、SNSを中心に「○月○日に大地震が来る」といった具体的な日時や場所を指定した地震予知情報が拡散されるケースが増えています。内閣府はこうした情報を念頭に、「現在の科学的知見では、日時と場所を特定した地震予知は困難」と明言。デマ情報に惑わされることなく、冷静な行動を促しています。
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いますぐできる!地震への備え
大地震はいつ起こるか予測できません。だからこそ、日頃からの備えが重要です。内閣府は具体的に以下の対策を推奨しています。
避難場所・経路の確認
自宅周辺の避難場所やそこまでの経路を事前に確認しておきましょう。家族で共有することも大切です。ハザードマップを活用し、災害時のリスクを把握しておくことも有効です。
家具の固定
家具の転倒は地震による大きな被害につながります。タンスや食器棚などは転倒防止器具で固定し、寝室にはなるべく家具を置かないようにしましょう。
備蓄品の準備
非常食、飲料水、懐中電灯、携帯ラジオ、救急セットなど、最低3日分の備蓄を心がけましょう。定期的に点検し、賞味期限切れのものがあれば交換することも忘れずに。
専門家の声
防災システム研究所の田中一郎氏(仮名)は、「地震への備えは『備えあれば憂いなし』の精神が大切です。日頃からできることから少しずつ始め、いざという時に慌てないよう準備しておきましょう」とアドバイスしています。
防災グッズの見直し
定期的に防災グッズの内容を確認し、必要に応じて補充や更新を行いましょう。家族構成や住環境の変化に合わせて、必要なものを追加することも検討してください。例えば、乳幼児がいる家庭では、ミルクやおむつなども備蓄しておくと安心です。
揺れを感じたら、まずは身の安全確保!
内閣府は、地震の揺れを感じたり、津波警報などが発表された場合は、直ちに安全な場所に避難するよう呼びかけています。津波の場合は、少しでも早く、より高い場所に避難することが重要です。
万が一に備え、落ち着いて行動できるよう、家族や地域で避難訓練に参加するのも良いでしょう。
この機会に、改めて地震への備えを見直してみませんか?