【海外旅行の落とし穴】空港ATMのスキミング被害に遭わないための対策とは?

海外旅行、特にゴールデンウィークなどの長期休暇には、楽しい思い出作りに胸を膨らませる一方で、予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性も潜んでいます。今回は、筆者自身の体験に基づき、空港ATMでのスキミング被害の実態と、その対策について詳しく解説します。

空港ATMは安全? 私の体験談

ある朝、スマートフォンに届いた「海外ATMのご利用がありました」というメール。身に覚えのない身に覚えのない海外での出金通知に、驚きと不安が押し寄せました。ペルーのATMから不正に引き出された金額は約6万円。カードは手元にあるのに、なぜ?

思い当たるのは、1ヶ月前に南米へ旅行した際、ブラジルとアルゼンチンの空港内でプリペイドカードを使って現地通貨を引き出したこと。街中のATMより安全だと思い込んでいた空港ATMが、まさか危険な場所だったとは…。

空港内のATM。スキミング被害の温床となることも。空港内のATM。スキミング被害の温床となることも。

スキミングの実態と空港ATMの危険性

外務省の「海外安全ホームページ」を確認すると、まさに私が利用したサンパウロのグアルーリョス国際空港で、ATMスキミング被害の注意喚起が掲載されていました。同様の被害は、2021年、2023年にも発生しており、決して他人事ではありません。

スキミングとは、カードの磁気情報を盗み取り、偽造カードを作成するなどの犯罪行為。旅行客が多く、現地のATM操作に不慣れな人が利用しやすい空港ATMは、スキマーにとって格好の標的となっている可能性があります。

スキミング被害を防ぐための対策

では、どのようにしてスキミング被害から身を守れば良いのでしょうか? いくつかの対策をご紹介します。

現金とクレジットカードの併用

全ての現金をカードに頼るのではなく、ある程度の現金も用意しておきましょう。万が一カードが使えなくなった場合でも、すぐに対応できます。

ATMの選び方

空港内でも、銀行の支店に併設されたATMや、警備員の常駐するATMを選ぶようにしましょう。独立したATMは避けた方が無難です。

カード利用時の注意点

ATMを利用する際は、周囲に不審な人物や機器がないかを確認しましょう。また、暗証番号を入力する際は、手で覆うなどして盗み見を防ぎましょう。

ICチップ搭載カードの利用

ICチップ搭載カードは、磁気ストライプカードに比べてセキュリティ性が高いです。可能な限りICチップ搭載カードを利用しましょう。

専門家の意見

旅行安全コンサルタントの山田一郎氏(仮名)は、「スキミング被害は、旅行先を選ばず発生する可能性があります。事前の情報収集と適切な対策が重要です」と警鐘を鳴らしています。

まとめ

海外旅行は、貴重な体験を得られる素晴らしい機会です。しかし、スキミングのような犯罪に巻き込まれると、楽しい思い出が台無しになってしまうことも。今回の記事を参考に、安全対策を万全にして、安心して海外旅行を楽しんでください。

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