合成麻薬「MDMA」を所持したとして、麻薬取締法違反容疑で女優の沢尻エリカ容疑者(33)=東京都目黒区=が警視庁に逮捕された事件で、沢尻容疑者の尿からMDMAを含む全ての違法薬物の成分が検出されなかったことが20日、捜査関係者への取材で分かった。
薬物使用の有無を調べるため、警視庁科学捜査研究所で鑑定を行っていた。
組織犯罪対策5課は、沢尻容疑者の自宅から粉末状のMDMAを含むカプセルを押収。沢尻容疑者は入手の経緯について「数週間前にクラブのイベント会場で知人からもらった」と説明している。
「10年以上前から違法薬物を使用していた」とも供述しているが、MDMAの成分は使用後2、3日で体外に排出されるため、直近では使用していなかったとみられる。同課は使用時期について調べを進める。