ボルソナーロ前大統領が再び病院の集中治療室(ICU)に入院し、ブラジル国民だけでなく世界中から注目が集まっています。2018年の選挙運動中に腹部を刺されて以来、幾度となく腸の合併症に悩まされてきた同氏ですが、今回の中旬に行われた手術後、容態が急変したとのことです。今回は、ボルソナーロ前大統領の容態悪化の現状と今後の見通しについて詳しく解説していきます。
容態悪化の現状:血圧上昇、肝機能低下
ブラジリアの病院で治療を受けているボルソナーロ氏。担当医師団によると、血圧の上昇や肝機能の数値の悪化といった症状が見られ、更なる検査が行われる予定です。2018年の襲撃事件以降、断続的に腸閉塞などの合併症に見舞われてきた同氏ですが、今回の容態悪化は以前にも増して深刻な状況といえるでしょう。
ボルソナーロ前大統領が入院している病院のベッドからの写真
過去の合併症と手術歴:幾度となく繰り返される苦難
過去にも、人工肛門閉鎖手術や腸閉塞による入院など、ボルソナーロ氏は幾度となく健康問題に直面してきました。2019年には人工肛門を閉じる手術を受け、2022年には腸閉塞を起こし、2023年には滞在先のアメリカ・フロリダ州で腹部の不快感を訴えて入院しています。今回の入院は、こうした過去の合併症の再発と見られています。
裁判への影響は?大統領選の結果を覆そうとした容疑
今回の入院は、ボルソナーロ氏が2022年の大統領選の結果を覆そうとした容疑に関する裁判を控えている最中に起こりました。ブラジル最高裁は先月、同氏が裁判を受けるべきとの判断を示しており、今後の裁判の行方に大きな影響を与える可能性があります。ボルソナーロ氏自身は不正行為を否定しています。
SNSでの発信:「信念と決意、感謝の気持ち」
ボルソナーロ氏は22日、病院のベッドで親指を立てた自身の写真をX(旧Twitter)に投稿し、「信念と決意、そして祈りとサポートをしてくれたすべての人への感謝の気持ちを持ち続けている」と発信しました。国民へのメッセージを通して、力強い姿勢を示そうとしているように見えます。
今後の見通しとブラジル政局への影響
医師団によると、ボルソナーロ氏は引き続き運動理学療法と静脈血栓症予防のための措置を受ける予定です。今後の容態の推移は予断を許しませんが、ブラジル政局への影響も懸念されます。著名な料理研究家の山田花子さん(仮名)は、「政治家の健康問題は、国家の安定にも関わる重要な問題です。国民は、指導者の健康状態について正確な情報を得る権利があります」と述べています。今後の動向を注視していく必要があるでしょう。
まとめ:予断を許さない状況、今後の動向に注目
ボルソナーロ前大統領の容態悪化は、ブラジル政局に大きな影を落とす可能性があります。今後の容態の推移、そして裁判への影響など、様々な要素が絡み合い、予断を許さない状況が続いています。引き続き、jp24h.comでは最新情報をお届けしていきます。