小沢仁志さんが、バラエティ番組「これ余談なんですけど…」で、芸能界最強の漢と恐れられた俳優、故・渡瀬恒彦さんとの忘れられないエピソードを披露しました。最強伝説の裏に隠された意外な優しさ、そして小沢さんとの不思議な関係性…今回はその魅力に迫ります。
芸能界最強!渡瀬恒彦の武勇伝
「俳優界イチ怖い最強の漢」といえば、渡瀬恒彦さんの名前が真っ先に挙がります。女優さんには優しく紳士的な渡瀬さんですが、小沢さんによると、現場では全く違う一面があったようです。
小沢さんは「十津川警部」シリーズで犯人役を演じた際、逮捕シーンでアドリブを利かせた演技をしたところ、渡瀬さんの逆鱗に触れてしまったそう。「てめえ!今なに余計な芝居した!この野郎!」と怒鳴られ、OKが出ていたはずの監督も撮り直しを指示。「口の中に銃をぶっこまれ、血だらけになった」と、当時の壮絶な状況を振り返り、スタジオを驚かせました。
alt 小沢仁志さんの写真
怒りの先に…見せた優しさ
納得いかない小沢さんは、芋焼酎を片手に渡瀬さんのホテルの部屋へ。「あれは言い過ぎたな、ごめんな」と謝罪を受けたそうですが、小沢さんの余計な一言で再び事態は急変。当時、渡瀬さんが出演していたお風呂のCMについて「あれ先輩、やめてもらえませんかね?」と発言した瞬間、強烈な一撃を食らったといいます。「お前に言われる筋合いねえんだ、馬鹿野郎!」と怒鳴られ、翌日は顔が腫れるほどの怪我を負ってしまったとのこと。
現場では「小沢が渡瀬さんの部屋に殴り込みに行った」という噂が広まり、真相を隠すために「虫歯が痛くて…」と苦しい言い訳をしたと明かし、笑いを誘いました。
和解と謎の行動
その後、ロケを終えて東京駅に到着した小沢さんは、渡瀬さんが待っていることをスタッフから聞かされます。「また何かあるのか!?」と不安を抱きながら降りていくと、車に乗り込んだ渡瀬さんは「おう!」と手を挙げるだけで、そのまま走り去っていったそう。「なんだったんだろう?」と、今でもその真意がわからないと語り、不思議な関係性を垣間見せました。
最強の漢、そして人間味溢れる渡瀬恒彦
小沢さんの語るエピソードからは、渡瀬さんの厳しさ、そして時折見せる優しさや人間味が伝わってきます。俳優として、そして人間としての魅力に溢れた渡瀬恒彦さん。その存在は、今もなお多くの人の心に刻まれています。