永野芽郁さんがイメージキャラクターを務めていたコンタクトレンズ専門店「アイシティ」のCMが、5月1日配信の東スポWEBの報道で取り下げられたことが明らかになりました。田中圭さんとの不倫疑惑や韓国人俳優キム・ムジュンさんとの二股交際報道を受け、契約企業がCMを取り下げたのは今回が初めてとなり、今後の動向に注目が集まっています。今回のアイシティの決断は、企業のブランドイメージ戦略にどのような変化をもたらすのでしょうか。
アイシティ、CM動画やインタビュー動画を非公開に
2020年9月からアイシティのイメージキャラクターを務めていた永野さん。今年2月からは、先生役としてコンタクトデビューを呼びかける新CMが放映されていました。しかし、今回の騒動を受け、アイシティのYouTubeチャンネルに投稿されていた関連WEBムービーやメイキング動画は全て非公開に。永野さんが「この春デビューしたいこと」を語っていたインタビュー動画も削除されています。東スポWEBがアイシティ側にCM取り下げの経緯を確認したところ、「さまざまな影響を総合的に判断して対応を進めております。詳細は控えます」との回答でした。明言は避けつつも、実質的に契約終了に近い判断を示唆していると言えるでしょう。
alt 永野芽郁さんが出演していたアイシティのCM
SNSではアイシティの対応に称賛の声
アイシティの迅速な対応に、SNS上では称賛の声が上がっています。「アイシティやるじゃん」「アイシティが先陣切ったんだ。勇気いるのに他の企業の様子見してないところ好感もてる」「アイシティさんで今後も買いますね!」「アイシティいいね」といったコメントが多数寄せられ、企業姿勢に対する好感度はむしろ上昇しているようです。
老舗光学メーカーHOYAのブランドイメージ戦略
アイシティを運営するHOYA株式会社は、1941年創業の老舗光学メーカーです。過去には二谷英明さん・白川由美さん夫妻、近年では本田翼さんや広瀬アリスさんなど、清潔感と信頼感のあるタレントを起用し、ブランドイメージを築いてきました。今回の永野さんへの「見切り」は、イメージダウンを重く見た結果と言えるでしょう。(広告代理店関係者談)
他の契約企業の対応は?
一方で、永野さんには10社以上の契約企業があり、現時点ではCMが流れ続けている企業も少なくありません。JCBやモスバーガーはCM動画を公式YouTubeで引き続き公開しています。サントリー・トリスハイボールに至っては、騒動前よりも出稿量が増えているとの指摘もあり、「意地」を感じるという声もあるようです。しかし、過去には不倫騒動でCMが打ち切られ、違約金が発生したケースも多数存在します。今回の騒動に対して、企業によって対応が異なるのはなぜでしょうか。
企業の対応は担当者の裁量次第?
「降板の憂き目に遭って泣き寝入りするか、そのまま継続してほくそ笑むかは担当者の裁量に左右される」という見方もあります。(広告代理店関係者談)今後のスポンサー企業の判断に注目が集まっています。今回のアイシティの決断は、他の企業の対応にも影響を与える可能性があります。企業のブランドイメージ戦略において、タレントの起用は重要な要素であり、そのリスク管理も重要な課題と言えるでしょう。
今後の企業の対応に注目
今回の件は、企業がブランドイメージを維持するために、迅速かつ適切な対応が求められることを示す事例となりました。今後、他の契約企業がどのような判断を下すのか、引き続き注目していく必要があります。 消費者の反応も企業の判断に大きく影響する可能性があり、今後の展開が注目されます。