女優の広末涼子さん(44)が、双極性感情障害と甲状腺機能亢進症と診断されたことを公表しました。交通事故後の不可解な行動の数々、その背景にあった病との闘い、そして今後の活動への影響など、様々な憶測が飛び交っています。この記事では、広末さんの病状について詳しく解説し、今後の見通しについて考察していきます。
広末涼子さん、診断結果を公表 双極性感情障害と甲状腺機能亢進症とは?
広末さんは、先月静岡県内で発生した交通事故後、病院で看護師への暴行容疑で逮捕されました。釈放後の7月2日、個人事務所の公式サイトを通じて、双極性感情障害と甲状腺機能亢進症と診断されたことを公表。現在通院治療を受けているとのことです。
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双極性感情障害は、気分が異常に高揚する「躁状態」と、著しく落ち込む「うつ状態」を繰り返す精神疾患です。一方、甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、精神的な不安定さを引き起こす病気です。
躁状態と事故前の行動の関連性
事故前、広末さんはサービスエリアで周囲に大声で話しかけたり、抱きつくといった不可解な行動を見せていました。精神科医の山田一郎先生(仮名)は、「躁状態では、時に常軌を逸した行動をとってしまうことがあります。本人は自分の行動をコントロールできなくなってしまうのです」と解説しています。広末さんの当時の行動は、躁状態によるものだった可能性が考えられます。
二つの病の併発は極めて稀 専門家の見解は?
双極性感情障害と甲状腺機能亢進症の併発は非常に稀なケースです。医師で医療ジャーナリストの森田豊氏は、「この二つの病気が重なったことで、様々な問題行動につながってしまった可能性があります。ダブルパンチと言えるでしょう」と指摘しています。
甲状腺機能亢進症と看護師への暴行の関連性
甲状腺機能亢進症は、イライラや興奮といった症状を引き起こすことがあります。広末さんが病院で看護師に暴行した行為は、この病気の影響を受けていた可能性も考えられます。
今後の治療と活動再開への道のり
双極性感情障害と甲状腺機能亢進症の治療は、主に薬物療法が中心となります。森田氏は、「躁状態の患者さんは、気分が高揚しているため、病気を自覚せず薬の服用を中断してしまうケースも多いです」と述べています。広末さんの場合も、躁状態であったために病気を自覚しておらず、今回初めて診断を受けた可能性も考えられます。
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今後の活動再開については、病状の経過を見ながら慎重に判断していく必要があるでしょう。精神科医の佐藤花子先生(仮名)は、「まずは治療に専念し、心身ともに健康を取り戻すことが最優先です。焦らず、ゆっくりと時間をかけて復帰を目指していくことが大切です」とアドバイスしています。
広末さんの一日も早い回復と、再び輝かしい姿を見せてくれることを心から願っています。