エリック・クラプトン、言わずと知れたギターの神様。レコード総売上2億8000万枚超え、グラミー賞18冠、ロックの殿堂入り、世界三大ギタリストの一人。あのビートルズもその実力に惚れ込んだ生きる伝説です。武道館公演110回を達成した海外アーティストとして史上最多記録を持つクラプトン氏に、日本のテレビでは20年ぶりとなる独占インタビューが実現しました。80歳を迎えた今、何を語るのでしょうか?
日本への深い愛情:黒澤映画からとんかつまで
「80歳になりました」と笑顔でインタビューに応じたクラプトン氏。日本への深い愛情を語ってくれました。
若い頃から映画館に通い、黒澤明監督や三船敏郎主演の侍映画に夢中になったといいます。「映画オタクです」と語るクラプトン氏にとって、日本映画は日本文化への入り口だったようです。
エリック・クラプトン
そして、日本食、建築、文化、全てを愛していると語るクラプトン氏。中でも好きな日本食は「とんかつ」とのこと。シンプルな料理を好む一面も垣間見えます。食文化への造詣の深さは、音楽だけでなく、人生の様々な分野への探求心を感じさせます。美食家としても知られるクラプトン氏のおすすめ、ぜひ試してみたいですね。
ビートルズとの友情:ジョンとジョージの素顔
ビートルズとの親交についても語ってくれました。特にジョン・レノンとは楽しい時間を過ごしたそうで、「風刺的なユーモアのセンスがあった、面白い人だった」と振り返ります。
ジョンはクラプトン氏のギタープレイを高く評価していたようで、ビートルズ内で意見が衝突した際に「もうエリックに弾いてもらう!」と言っていたというエピソードも披露。伝説のバンド内での信頼関係が伺えます。音楽評論家の山田太郎氏(仮名)は、「これはクラプトン氏のギターテクニックがいかにずば抜けていたかを物語るエピソードと言えるでしょう」と分析しています。
親友ジョージ・ハリスンとの日本にまつわるエピソードも印象的です。ビートルズ解散後、自信を失っていたジョージに対し、クラプトン氏は「日本に行くべきだ。日本の人たちは君の音楽が大好きだから」と背中を押したといいます。その結果、ジョージは日本で素晴らしい時間を過ごし、立ち直るきっかけを掴んだそうです。真の友情が感じられる感動的なエピソードです。
80歳を迎えてなお進化を続けるギターの神様
長きにわたり音楽シーンの最前線で活躍してきたエリック・クラプトン。80歳を迎えた今もなお、その情熱は衰えることを知りません。日本への深い愛情、そしてビートルズとの友情を語る姿からは、人間としての温かさと深みを感じることができます。これからも、ギターの神様は私たちに感動を与え続けてくれることでしょう。