【自信を持つ方法】ありのままの自分を好きになる秘訣

人は誰しも「自分をよく見せたい」と思うもの。でも、他人と比べてばかりいると心が疲れてしまいますよね。今回は、「心の名医」と呼ばれた精神科医・斎藤茂太氏の著書『心が晴れる言葉』(あさ出版)を参考に、ありのままの自分を好きになる方法を探ってみましょう。

他人の評価より大切なこと

職場では「仕事ができる人」、家族には「頼りになる人」と思われたい。誰もがそんな風に思っているのではないでしょうか。しかし、見栄を張ったり、無理をして自分を大きく見せようとしたりすると、いつか必ずボロが出てしまいます。

自信に満ちたビジネスマンのイメージ自信に満ちたビジネスマンのイメージ

周囲の評価を気にするあまり、本当の自分を見失ってしまっては元も子もありません。他人の評価は、あなたの周りの状況を変えることはあっても、あなた自身を変えることはできません。料理研究家の山田花子さん(仮名)も、「周りの評価を気にして自分の料理を作れなくなってしまった時期がありました。でも、自分の作りたい料理に立ち返った時、本当に料理が楽しくなったんです。」と語っています。

本当に大切なのは、他人からどう思われるかではなく、自分が何をしたいのか、どう生きたいのかを見つけること。自分のやりたいことを納得できるまでやり遂げましょう。

好きなことをして自信をつける

自分の好きなことをしている時、人は自然と自信に満ち溢れます。そして、自信がつくと、不思議と他人の評価も気にならなくなるものです。

劣等感を持つのは向上心の証

「自分はダメだ…」と劣等感を抱くのは、それだけ向上心がある証拠。 ベストセラー作家である田中一郎氏(仮名)は、「劣等感をバネにして努力を続けた結果、今の自分がある」と述べています。

料理人の修行風景料理人の修行風景

あるテレビ番組で、料理人の厳しい修業に密着したドキュメンタリーが放送されていました。最初は20人近くいた修行生も、2年後には数人しか残っていませんでした。残ったのは、当初は何をやらせてもダメだった男の子と女の子。彼らは、劣等感をバネに努力を続け、厳しい修業に耐え抜いたのです。

自分の人生に責任を持つ

他人任せにせず、自分の人生に責任を持つことが大切です。斎藤氏は、「自分は自分」と開き直ることを勧めています。周囲の評価は後からついてくるもの。焦らず、自分のペースで進んでいきましょう。

自分を好きになるには、まず自分自身を受け入れることが大切です。他人の評価に振り回されず、自分の心に素直に、ありのままの自分を愛せるようになりましょう。