ドラマ「ホットスポット」効果で富士吉田の喫茶店「もんぶらん」に長蛇の列!聖地巡礼ブーム到来

富士山麓の街、富士吉田市に位置する喫茶店「もんぶらん」が、ドラマ「ホットスポット」のロケ地となったことで、空前の聖地巡礼ブームに沸いています。今回は、この人気ドラマが地元にもたらした経済効果と、人々を魅了する「もんぶらん」の魅力について詳しくご紹介します。

ドラマ「ホットスポット」の聖地巡礼で富士吉田に活気

1月から3月まで放送されたドラマ「ホットスポット」は、富士吉田市をモデルとした架空の町「富士浅田市」を舞台に、地元の女性たちと宇宙人が町の難題を解決していくSFコメディーです。放送終了後もその人気は衰えることなく、ロケ地巡りを目的とした観光客が全国から押し寄せています。

7時間待ちも!喫茶店「もんぶらん」の人気ぶり

特に注目を集めているのが、ドラマに登場する喫茶店「もんぶらん」。主人公が幼なじみと会食するシーンで使われたこのお店は、連日長蛇の列ができており、最大7時間待ちという盛況ぶりです。平日でも2時間待ちは当たり前で、10台ほどの駐車場は県外ナンバーの車で常に満席となっています。

喫茶店「もんぶらん」の外観喫茶店「もんぶらん」の外観

店主の五味政雄さん(70)は、この人気に驚きながらも、「お客さんが来る限り頑張ります」と笑顔で語っています。地元では以前から人気店として知られていた「もんぶらん」ですが、ドラマ放送後は全国区の知名度を獲得。日系外国人観光客の姿も見られるようになり、まさに「ホットスポット」となっています。

ドラマ効果でホテルの予約も増加

「もんぶらん」以外にも、ロケ地となった場所は多くあります。主人公らが働く「レイクホテル浅ノ湖」として登場する「精進マウントホテル」もその一つ。ホテルの外観を撮影しようと多くのファンが訪れており、日本人観光客の予約も増加しているとのこと。売店ではドラマ関連グッズも販売され、ほぼ完売状態となっています。

ドラマ「ホットスポット」に登場した喫茶店「もんぶらん」内での食事シーンドラマ「ホットスポット」に登場した喫茶店「もんぶらん」内での食事シーン

懐かしの味と豊富なメニューが魅力の「もんぶらん」

「もんぶらん」の魅力は、ドラマのロケ地となったことだけではありません。約200種類にも及ぶ豊富なメニューも人気の理由です。ドラマにも登場した名物パフェ「かくれんぼ」をはじめとするスイーツや、昔ながらの洋食メニューが楽しめます。ほとんどの客が洋食とスイーツの両方を注文するため、店主は閉店まで休む暇もないほどです。

地元民も再訪する懐かしい味

長年地元で愛されてきた「もんぶらん」は、懐かしい思い出の味を求めて再訪する人も多いようです。大型連休を機に、かつて近隣の高校に通っていたという女性も訪れており、変わらぬ味に喜びの声を上げていました。

富士吉田観光の新たな目玉として

「ふじよしだ観光振興サービス」では、ドラマ「ホットスポット」のロケ地マップを作成し、ウェブサイトで公開しています。アクセス数は急増しており、3月には約12万回、4月も約4万回の閲覧数を記録。今後も情報を更新していく予定とのことです。

ドラマ「ホットスポット」の聖地巡礼は、富士吉田市に新たな観光客を呼び込み、地域経済の活性化に大きく貢献しています。懐かしの味と温かい雰囲気で人々を魅了する「もんぶらん」は、富士吉田観光の新たな目玉として、今後も多くの人々を惹きつけることでしょう。