宮城県丸森町の保科郷雄町長は21日、記者会見を開き、台風19号による町内の被害総額が、20日時点で約403億円に上ると発表した。町の令和元年度一般会計当初予算の約4・5倍に及ぶ。今後の調査で、数億円程度膨らむ可能性もあるという。
道路や河川などの公共土木施設が約124億円、農地や水路など農林業施設が約182億円、商工業関係は約59億円だった。
20日までに明らかになった家屋被害は全壊、大規模半壊、半壊、準半壊、一部損壊が計1231棟となった。
町は12月から新たに復興推進本部を設置し、復興事業の調整に当たるとした。