初夏の京都といえば、鮮やかな緑に輝く青もみじ。今回は、東山エリアの隠れた名所、今熊野観音寺を中心とした青もみじ散策をご紹介します。心身ともに癒やされる絶景と、観音様のご利益に触れ、パワーチャージしてみませんか?
東山の青もみじ、その魅力とは?
桜や紅葉の時期とはまた違った魅力を持つ青もみじ。太陽の光に透ける若葉は、生命力に満ち溢れ、見ているだけで心が洗われるようです。近年注目されている青もみじは、静かに自然を満喫できるのも魅力の一つ。緑にはリラックス効果や癒し効果もあると言われ、まさに五月の疲れを癒やすのにぴったりです。
今熊野観音寺へのアクセスと歴史
JR京都駅から奈良線で一駅、東福寺駅が最寄り駅。東大路通りを北上し、泉涌寺道の交差点を右折。坂を上っていくと、静寂に包まれた泉涌寺の山内が見えてきます。総門をくぐり、木漏れ日の中を進むこと十数分。歴史的風土特別保存地区に指定された一角に、今熊野観音寺への入り口が現れます。
今熊野観音寺の参道
平安初期に弘法大師空海によって創建された今熊野観音寺は、西国三十三所第十五番札所。子授け、安産、交通安全、学業成就など、様々なご利益があるとされています。
見どころ満載!今熊野観音寺の境内
朱塗りの鳥居橋を渡ると、青もみじに囲まれた境内が広がります。石段を上ると、子どもの健やかな成長を見守る子まもり大師像がお出迎え。さらに進むと、本堂や大師堂が佇む中心部へ。
京都の老舗料亭「菊乃井」の村田吉弘氏も、「新緑の季節の今熊野観音寺は、静かで心落ち着く空間。青もみじの美しさに、時間を忘れて見入ってしまいます。」と絶賛しています。(架空のインタビュー)
境内全体を包み込む青もみじは、見上げても見下ろしても絶景。古色蒼然としたお堂とのコントラストも美しく、忘れられない光景となるでしょう。
ご利益も盛りだくさん!
ご本尊の十一面観世音菩薩は、ぼけ封じや頭痛封じの「頭の観音様」。授与所では、ご祈祷済みの枕カバー「枕宝布」や、今熊野観音寺ならではの「絵熊」「いまくまもり」など、ユニークなお守りも手に入ります。
青もみじ散策の後は…
周辺には、泉涌寺や東福寺など、魅力的な寺院が点在しています。青もみじ巡りをしながら、歴史と文化に触れる一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
京都の青もみじは、まさに自然の芸術。今熊野観音寺で、心身ともにリフレッシュし、新たな活力を得てください。