英印、自由貿易協定に合意　トランプ政権の「相互関税」の混乱さなか

英国の首都ロンドンで2025年4月28日、通商協議を行うレイノルズ・ビジネス貿易相（手前右）とインドのゴヤル商工相（手前左）ら=ロイター

　英国とインドの両政府は6日、自由貿易協定の締結で合意したと発表した。トランプ米政権が推し進める保護主義的な政策による混乱が各国で広がるなか、互いに関税を引き下げて貿易を拡大する姿勢を示した。

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　英政府の発表によると、インドが英国産のウイスキーやジンを輸入する際の関税を150%から半減する。このほか、両国間で自動車や化粧品、冷凍エビなどの関税の削減で合意した。協定により、二国間貿易が2040年までに255億ポンド（4兆8450億円）増加すると見込む。