秋元康プロデュースで乃木坂46の公式ライバルである「僕が見たかった青空」の選抜発表が行われ、雲組として活動してきた杉浦英恋(16)が大抜擢された。
デビュー以来、センターを担い続けてきたのが八木仁愛(18)。その圧倒的なパフォーマンス力でグループを牽引してきた。4th SINGLEのMVでは、八木単独のパフォーマンスがビデオ全体の半分近くを占めるほどだ。
そんな絶対的エースを抑えセンターとなったのは杉浦は、今回の抜擢にどのような思いを抱いているのか。そして、交代することになった八木は何を感じ、どう受け止めたのか。NO MAKEは、評価が下されたメンバーたちの本音に迫る。
選抜を大幅入れ替え…塩釜菜那は雲組に
2023年8月にデビューしたアイドルグループ「僕が見たかった青空」、通称「僕青」。デビューした年に日本レコード大賞の新人賞を受賞。また、2025年3月には日本ゴールドディスク大賞の「ベスト5ニュー・アーティスト」を「Aぇ! group」「ME:I」などとともに受賞している。
そんな僕青の6枚目シングルを巡る選抜が行われたのが5月初旬。街が長期休暇に胸を躍らせる中、彼女たちの心中が穏やかでないのは一目瞭然だった。
スタッフ「先日発表しましたが8月6日に6枚目シングルを発売することが決定しました。このシングルがまた新たな僕青の魅力を伝える楽曲になってほしいという思いを込めました。6枚目シングルの選抜メンバー、青空組は11名です。それでは発表していきます」
以下、発表された青空組メンバー
安納蒼衣(18)
西森杏弥(21)
須永心海(20)
吉本此那(19)
持永真奈(21)
柳堀花怜(19)
金澤亜美(18)
早﨑すずき(20)
八木仁愛(18)
岩本理瑚(17)
杉浦英恋(16)
選抜された青空組のメンバーはこちらの11人。雲組からは、岩本と杉浦が選ばれた。そして名前の呼ばれなかったメンバーは雲組となる。
青空組から雲組に加わるのは、工藤唯愛(15)と塩釜菜那(22)の2人。塩釜は、僕青全体のリーダーを務めていた。
塩釜「自分が青空組で何ができたかと言われたら、全然何もできていなかったなって思うし、この5枚目の期間までで、何も結果を残せなかったことが悔しいなって思います。若干そこ(リーダーの肩書きに)に甘えてたのかなと思いました。やれることはやってきたと思っているけど、そのレベルがまだ低かったのかなって。雲組に選ばれたからこそ、自分が雲組でできることも探さないといけないし、逆に雲組だけに留まらないで、僕青のために何かできることがあると思うので、また新しい自分も見つけられるように頑張りたいです」
同じく雲組に加わるのが工藤。彼女は、八重樫美伊咲(15)との最年少コンビで雲組のWセンターを担うことになった。
――なぜ雲組に選ばれたと思いますか?
工藤「まだわからないです。でも八重樫美伊咲と一緒に選んでもらったっていうことに意味があるのかなって思うので、任せてもらったからには、その期待を裏切らないパフォーマンスができたらなって思っています」
八重樫「ガッカリされないようにというか、責任感っていうものをすごく大事にして、工藤唯愛と一緒に、1人じゃないから2人だから頑張っていければなって思います」
一方、初めて青空組の一員となる岩本。
――なぜ青空組に選ばれたと思う?
岩本「自分のやるべきことを5枚目期間でやりきったって思いました。僕青のスポーツ担当というか、運動で知ってもらうっていうお仕事とかたくさんさせていただくんですけど、SASUKEのお仕事とかもさせていただいて、僕青の名前を少しでも知ってもらうっていうのもできたと思うし、パフォーマンス面でも自分のコンプレックスというか、ダンスが未経験だったので、そういうコンプレックスもカバーできるようになって、それが選んでいただけた理由かなって思います」
――涙の理由は?
岩本「うれしさですね。みんながおめでとうって寄ってきてくれて。今まで雲組として12人で活動してきて、その仲間たちが、みんなは悔しいはずなのに「おめでとう」って言ってくれたのがすごく素直にうれしくてステキな仲間だなって思いました」
もう1人、青空組に加わる杉浦にはさらなるビッグサプライズが待っていた。
司会者「表題曲を歌う、青空組のメインメンバーは…杉浦英恋にお願いしたいと思います。杉浦一言お願いします」
杉浦「全国ツアーを通して、全国の方にも僕青を少しでも届けることができたかなと5枚目のシングルで感じたので、6枚目では、もっともっと意味のあるシングルにしたいと思います。ほんとに一生懸命頑張ります。めっちゃ頑張ります。よろしくお願いします」
これまで八木がずっと担ってきたグループの顔、センターへの大抜擢だ。