© BBC News
パレスチナ・ガザ地区西部で6月30日、イスラエル軍の空爆があり、海岸沿いのカフェが被害を受けた。少なくとも20人のパレスチナ人が殺害された。
カフェはジャーナリストや活動家、地域住民が頻繁に利用する、人気のスポットだった。
イスラム組織ハマスが運営するガザの民間防衛隊の報道官は、ビーチ沿いにテントを並べたカフェ「アルバカ」から、20人の遺体と数十人の負傷者が運び出されたと、BBCに語った。
このカフェは、インターネットに接続できることから、ジャーナリストや活動家、リモートワーカーが作業のために集まることで知られていた。
イスラエル国防軍(IDF)はこの攻撃について、即座にコメントしていない。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、ガザでの停戦に向けて取り組むよう圧力が高まる中で、今回の攻撃があった。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は29日、自分のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に、ネタニヤフ首相がハマスとの合意について「今まさに」交渉中だと投稿した。
ガザでの新たな停戦と人質の解放に向け、仲介者らも動きを活発化させていると、ハマス幹部も25日にBBCに語っていた。
イスラエルは、BBCを含む海外メディアがガザで取材するのを許可していない。イスラエルの空爆を受けたカフェの状況などを、BBCのルーシー・ウィリアムソン中東特派員がエルサレムから報告する。
© BBC News