親トランプ投資家アックマン氏、母校ハーバード大を批判


米教育省は5日、同大に対し、トランプ政権の要求に応じるまで新たな研究助成金などの援助を凍結すると通告した。

アックマン氏は金融、教育、科学の各分野の専門家が集まる「ミルケン研究所グローバル会議」のパネルディスカッションで、「(ハーバード大は)将来の全助成金を失い、税制優遇措置も危うくなっている」と述べた。

「これは全て自らが招いた深刻な経営判断の誤りであり、トランプ政権の対応は全く正しいと考える」との見解を示した。

ヘッジファンド、パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントを率いるアックマン氏は、これまでトランプ大統領の関税や財政政策を積極的に支持してきた。

同氏は30年以上前にハーバード大で学士号と経営学修士号(MBA)を取得した。反ユダヤ主義から学生を保護するための対策が不十分だと主張し、長年にわたり大学側と対立している。昨年初めには、大学の理事会メンバーとして4人の候補者を擁立しようと試みたが、失敗に終わっている。

アックマン氏はまた、ハーバード大が財政危機に直面しており、530億ドルに上る基金の運用が「不適切だ」と述べた。

さらに、大学の理事会は内向きで排他的になっているとし、米国の一般企業のように投資家が理事に対して異議を唱えたり、メンバーの解任を求めたりできる仕組みが存在しないと述べた。



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