6日午前8時40分ごろ、京都市上京区福島町の市道で、乗用車がバス停に停留中の京都市バスに正面衝突し、乗客の女性(70)が打撲のけがをした。駆け付けた警察官が乗用車を運転していた会社員の呼気検査を実施したところ、基準値を超えるアルコールが検出されたという。京都府警上京署は同日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで会社員を逮捕した。
逮捕されたのは、神戸市の市原涼太郎容疑者(24)。上京署によると、市原容疑者は赤色のポルシェを運転していたという。事故を起こしたことや飲酒をしたことは認めているが、「酒は抜けていると思っていた」などと供述している。
京都市交通局によると、事故当時、バスには女性を含めて5人の乗客がいたという。現場は商店などが並ぶ片側1車線の直線道路で、バスは「千本出水バス停」に停車していた。
上京署は、乗用車が対向車線にはみだしたとみて、当時の詳しい状況を調べている。