ミャンマーを拠点とした国際的な特殊詐欺事件を巡り、宮城県の男子高校生をタイからミャンマーに移送したとして、県警は7日、被拐取者国外移送の疑いで、住所不定、無職藤沼登夢容疑者(29)を逮捕した。
【写真】ミャンマーにある特殊詐欺の拠点から救助されたとみられる人々 タイ国境、16歳の邦人保護 初の人身売買被害者と当局
逮捕容疑は1月10日、氏名不詳者と共謀し、誘拐された10代の男子生徒をタイからミャンマーに移送した疑い。
藤沼容疑者は、ミャンマーの特殊詐欺拠点での活動に関与した可能性があり、タイ当局に拘束された。3月に送還され、大阪府警が知人を暴行し監禁した疑いなどで逮捕し、大阪地検が監禁などの罪で起訴。今月7日に宮城県警に移送された。